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フェスティブシーズンにエシカルなチョイスを!

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東急百貨店吉祥寺店にEFJstoreが再登場!

9月から11月に出店しました、東急百貨店吉祥寺店に再度EFJstoreが登場いたします。今度は2018年12月13日から2019年1月9日までの1ヶ月、年末年始のデパートや街が一層もりあがる季節にエシカル商品が店頭に並んでいるというのは、EFJstoreでエシカルファッションを販売してきて初の試み。今回は前回のスペースにくらべ約2倍の大きさのスペースでの展開となります。その分、出店ブランドも増え、前回無かったジュエリーブランドを加えた総勢10ブランドを同時に販売いたします。

場所は3Fの武蔵野マルシェ内期間限定ショップエリア(下りエレベーター脇、シグナコレクションバイニキティキ前)になります。洋服やニット、カバンからアクセサリーまで幅広いラインアップをご用意します。

前回の販売の際に来られなかったという方や、気になってた商品があって悩んでいた方など、ぜひ店頭に足を運んでみてはいかがでしょうか?

年末年始のパーティーや贈り物などに

今回はジュエリーゾーンを作り、6つのジュエリー・アクセサリーブランドをご紹介いたします。これからの季節はなにかと集まりごとが多くなる季節です。パーティーや贈り物など、きらめくジュエリーや個性的なアクセサリーで決めてみるのはいかがでしょうか?素材や雰囲気など特徴が違う5つのジュエリーブランドが出店いたします。

IMG_7288

R ethical (アールエシカル)

ミニマム&エレガンスな代官山発のジュエリーブランド。今回はSKINという姉妹ブランドのシリーズが店頭に並びます。美しい天然石を集めて、バランスを見ながら一つずつアクセサリーに仕立てています。光も艶も味方につけて、輝ける一点物アクセサリーです。また持続可能な未来のために、国際NGO/財団とコラボレーションも得意とします。

ネックレス 15,120円(税込)

 

 

BASEY_181203

BASEY (ベイジー)

名古屋発のブランドBASEYは、アフリカのタンザニア、ルワンダ、そして中米ベリーズの現地パートナーとコラボレーションし、食用後の貝や牛の角など、パートナーが住む土地で採れる素材から創り出すパーツを取り入れて、アクセサリーを制作しています。

タンザニアのパートナーが4年をかけて育てるチャザ貝。光や角度でブルーやピンク、シャンパンゴールドに色を変える真珠貝は、さりげなく煌めきと華やかさをプラスしてくれるアクセサリー。ピアス、ネックレス共にご用意しております。

タンザニア チャザ貝のイヤリング 9,612円(税込)
 
 
 
 
 
 

Phuhiep (フーヒップ) phuhiep

飾るのではなく。主張するのではなく。内側にある個性や想いをそっと魅き出すようなアクセサリー。そんな静かで確かな存在感を持つ⼤人のアイテムを探している女性に、そして男性に。
京都産の絹糸など、主に日本の高品質な素材を使い、手仕事によるディティールに凝った、上質なアクセサリーを提案しています。 アトリエはベトナム・フエにあり、現地の女性アーティザンたちの自立支援を促すことにもつながっています。
Phuhiepの代名詞である手編みのニットリングを繊細に表現したオリジナルのメタルチャームは、K18GoldやSilver925素材で異なる 仕上げに。ブレスレットには、害獣として駆除された鹿の革を再利用したレザーコードを使用し、男性にもオススメなユニセックスのアイテムです。
DOT / ドット BRACELET

GOLD 15,120円(税込) SILVER  6,372円(税込)

ANTIQUE 6,156円(税込)

 

 

 

 

ビオジュエリーGxGシリーズ

ビオジュエリー Coloridas(コロリーダス)

摂氏40℃のブラジルの大地で、多様な人種から生み出されるカラフルな文化と新たな価値をお届けするニューラグジュアリーブランド。自然保護のもと、ブラジルの一部の地域に自生し、 一本一本手摘みで収穫される貴重な草を使った職人による手仕事を取り入れたオリジナルジュエリー 「ビオジュエリー®」。日本の耐熱ガラスメーカーHARIOを母体とした、ガラス工房「HARIO ランプワークファクトリー」とのコラボレーションによるビオジュエリー®️黄金の草の輝きは表面のガラス質からできていると言われており、ガラスとの相性はピッタリです

ビオジュエリー Grass x Glass シリーズ 左 ティアドロップ 28,080円(税込)  右スクエア 本体24,840円(税込)

 

 

 

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SEEDS BY PHUHIEP (シーズ・バイ・フーヒップ)

Phuhiepのカジュアルライン。一つ購入されるごとに300円が現地の子供達への支援活動に活用されるチャリティー付きです。SEEDSという名前には、アクセサリーを身につけられるお客様、そして商品が作られている現地の人々の幸せの種になるように、という思いが込められています。写真のピアスはまるでキャンディーのような、遊び心のあるパンチの効いたカラーミックスが楽しいピアス。同デザインのイヤリングもあります。

マルチカラータッセルピアス  3,132円(税込)

 

 

ファンピアス

Feliz (フェリーズ)

「HAPPYがつながるACCESSORY」をコンセプトに、ナチュラルかつアーバンなエシカルジュエリーを販売しています。フィリピンのお母さんたちとパートナーシップを組み、雇用を生み出すことで現地の子供たちの生活・教育の機会向上を目指しています。写真のピアスは角度によって色が変わって見えるラブラドライトやオパール、ムーンストーンを使用したピアス。耳元を艶やかに彩ります。華やかな機会の多い季節にピッタリのアイテムです。

ファン ピアス 10,584円(税込)

 

 

 

 

 

 

前回人気の4ブランドが再登場!

前回出店してお客様から高評をいただきました4ブランドが再度登場いたします。本格的に寒くなってきたこの季節にぴったりのニットや洋服などを取り揃えております。

 

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RICCI EVERYDAY(リッチー・エブリデイ)

アフリカンプリントの布を使ったカラフルでプレイフルなバッグやトラベルグッズをご紹介します。
全ての商品は、ウガンダの女性たちが一つひとつ丁寧に製作しています。
冬の装いに、ワンポイントでぜひ取り入れてみてください。
ミディアムアケロ:10,044円(税込)
 
 
 
 
 

 

 

 

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MAITE (マイテ)

「ワクワクする、あたたかい暮らしを」をコンセプトに、アルパカ素材を使ったニット類を中心に展開するエシカルブランド。最新アイテムのご紹介。アルパカ70%、シルク30%の素材の肌に気持ち良く、しっかり温かいレッグウォーマー。ショート丈なので取り外しが簡単。オフィスやお家での防寒対策におすすめです。やさしくフィットするので、就寝時にもご利用いただけます。

 

アルパカシルクのショートレッグ&アームウォーマー: 3,240円(税込)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
PT

ピープルツリー

ピープルツリーでご紹介している製品はすべて自然素材を手仕事によって仕上げたものです。人にも環境にも健康的な方法で作られたおしゃれな服、かわいい雑貨たち。日々の暮らしを楽しむ中で、皆がエシカルで幸せになれるように。それが、ピープルツリーがものづくりに込めた想いです。この季節にぴったりのニットもご用意します。手編みのニットはネパールの女性たちが編んでおり、ハイゲージニットはニュージーランド産のものです。ニュージーランドでは、ヒツジに残酷な処置をする「ミュールシング」を法律で禁止しているからです。素材の背景にもこだわりのあるウールニットをぜひ、お試しください。
ウールニットVネックプルオーバー 16,200円(税込
 
 
 
 
 
 
 
 
ILOITOO_冬コーディネート

 ilo itoo (イロイト)

中米グアテマラで作られたカラフルな手織物や、マヤ民族の腰巻をアップサイクルした一点物のコルテスカートを販売するブランドです。古布ならではの優しい肌触りをもった一点物のアイテムとなっています。ぜひ触って古布の柔らかさを楽しんでみてください。出店する毎に大人気のilo itooですが、今回は秋冬を意識したカラ-をたくさんご用意しています!

コルテスカート M 11,880円(税込)L 12,960円(税込)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

期間:2018年12月月13日(木)から2019年1月9日 (水)
出展場所;東急百貨店 吉祥寺店 3F 下りエスカレーター横
住所: 〒180-0004 東京都武蔵野市 吉祥寺本町2丁目3−1
出展ブランド: BASEY / bio jewelry by coloridas / Feliz / ilo itoo / MAITE / phuhiep / R ethical / RICCI EVERYDAY / SEEDS BY PHUHIEP /  ピープルツリー

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次世代を担う学生を対象としたデザインコンペティションを開催!

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次世代のアパレル産業を担う学生の環境に対する意識のきっかけに

株式会社アーバンリサーチはSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの一つとして、「Green Down Project」に参加し、羽毛製品の回収とリサイクルされた羽毛での商品企画に積極的に取り組んでいます。現在、URBAN RESERACH, URBAN RESERACH DOORS,URBAN RESERACH Store の3ブランドの店舗において、ダウン製品の回収や、Greenn Downを使ったダウンジャケットの販売などを行っています。

今回、株式会社アーバンリサーチの企画により、Green Downを使ったデザインコンペティションを開催することが決まりました。今、世界の羽毛供給量は減少を続けているという現状があります。「羽毛が限りある資源であることを理解し、次の世代へ資源を残すことが、アパレルを取り扱う企業の責任であると考えてる」と株式会社アーバンリサーチは発表しています。その一環として、次世代のアパレル産業を担う学生の皆様を対象として、グリーンダウンを使用した製品のデザインコンペティションを実施することを思いついたとのこと。「このデザインコンペンティションが、皆様にとって、羽毛の有限性はもちろんのこと、世界規模で実際に起こっている環境問題などに関心をもつきっかけになればと考えています。」と、株式会社アーバンリサーチは訴えます。

応募期間は3月15日(金)から4月21日(日)まで。年齢、性別、国籍は問わず、2019年4月1日(月)時点で日本国内の大学・専門学校に在籍している全ての方が応募の資格があるとのこと。

また、この企画の軸にある、デザインの内容はGreen Downを使ったアパレル・服飾雑貨の製品のデザインであること。受賞作品は実際に商品化され、店頭で販売を予定しているとのこと。実際に自分の考えたデザインが商品として、お客様の手に届くのを想像するだけでワクワクするコンペティションですね。こうやって、人々の気づきやエシカルな商品が多く広まっていくと良いなと筆者も賛同します。

 

 

Green Down Projectとは。

羽毛は洗浄、精製加工することで新毛よりもきれいな「再生羽毛」として生まれ変わります。
一企業の技術だけでは「羽毛循環サイクル社会」は実現できません。
羽毛にかかわる企業や団体をはじめ、一般企業・団体、地域社会、そして生活者一人ひとりの理解と協力で作るリサイクル羽毛流通システム、それがGreen Down Projectです。

 

 

募集概要

 ■主催
株式会社アーバンリサーチ(以下、主催者)

■募集内容
グリーンダウンプロジェクトのコンセプトが考慮されている、グリーンダウンを使用したアパレル・服飾雑貨の製品のデザイン。受賞作品は表彰、および商品化し、主催者にて販売いたします。

■参加資格
2019年4月1日(月)時点で日本国内の大学・専門学校に在籍している方
※年齢、性別、国籍は問いません。

■スケジュール
募集期間:2019年3月15日(金)〜2019年4月21日(日)
受賞作品発表:2019年5月上旬予定
※受賞者の氏名等については、本人の許可を得た上で公表します。[ur1] 

作品発売日:2019年11月予定
※発売時期は変更になる場合がございます。

 
■応募方法

主催者の企業サイトより進めるデザインコンペ特設ページにて、応募用紙をダウンロードし、必要事項をご記入の上、応募するデザインのデータと共に以下のE-mailアドレスへメールで送付してください。
応募の際、事前に必ず注意事項をご確認ください。

件名に「グリーンダウンコンペ作品応募」とご記入ください。
E-mail:ur-designcompetition@urban-research.com
提出物:応募デザイン(PDF、JPG、PNGのいずれか)、応募用紙(PDF)

 

応募の詳しい内容はこちらよりご覧いただけます→デザインコンペティション詳細リンク

 

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EFJstoreが東急吉祥寺再登場!

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春シーズン真っ盛り!

東急百貨店 吉祥寺店にEFJstoreが再登場!

今年の1月の開催から引き続き、東急百貨店吉祥寺店にEFJstoreが再登場いたします。場所は3階の武蔵野マルシェ内のスペースでPOP UP STOREを展開いたします。開催は3月21日(木)から4月3日(水)までの2週間です。吉祥寺百貨店と言えば、1ヶ月や2ヶ月などのロングランが主流になっていたので、今回2週間と少し短い展開となりますので、ご来店の際はお気をつけください。

今回は春を意識したブランドや商品を集めました。ブランドは全部で6ブランド。季節柄、入学式や入社式など新しいことに進む季節、節目の会などに重宝しそうなアクセサリーやお祝いなどプレゼントにもぴったりな小物や雑貨なども豊富に取り揃えております。春といっても、まだまだ少し肌寒い季節に合わせて、必要なときにさっと巻けるストールや春に着たくなるカラフルな巻きスカートなどもご用意しております。 1月の催事の際、気になっていただけど、まだこれてなかったという方も今回に合わせてご来店してみてはいかがでしょうか?

 

参加ブランド紹介

 

PTSS19-826ピープルツリー

ピープルツリーでご紹介している製品はすべて自然素材を手仕事によって仕上げたものです。人にも環境にも健康的な方法で作られたおしゃれな服、かわいい雑貨たち。日々の暮らしを楽しむ中で、皆がエシカルで幸せになれるように。それが、ピープルツリーがものづくりに込めた想いです。今回は手編みのコットンカーディガンや、服飾小物を中心にご紹介する予定です。バックやストールなどに加えて、インテリア雑貨など買いやすい商品を揃えております。

 

コルテスカート_バナーilo itoo (イロイト)

中米グアテマラで作られたカラフルな手織物や、マヤ民族の腰巻をアップサイクルした一点物のコルテスカートを販売するブランドです。古布ならではの優しい肌触りをもった一点物のアイテムとなっています。ぜひ触って古布の柔らかさを楽しんでみてください。出店する毎に大人気のilo itooですが、今回は秋冬を意識したカラ-をたくさんご用意しています!

 

 

 

 

 

maite_スカーフ

MAITE (マイテ)

「ワクワクする、あたたかい暮らしを」をコンセプトに、アルパカ素材を使ったニット類を中心に展開するエシカルブランド。今回は毎回はアルパカとシルク混合スカーフをメインに販売いたします。シルクの滑らかさの中にアルパカの暖かさもきちんとあり、この季節にぴったりのストールです。毎回好評のアルパカ人形もお店におりますよ!

 

 

 

 

 

ブランドイメージ画像 (1)rétela (リテラ)

だれも見向きもしない廃棄される「もの」や、手仕事の息づかいそれらにフォーカスし、人の手によって再構築して新しい価値を見出します。

rételaはブロックプリントの製作時に作業台に敷いている今までは廃棄されていた布を回収し、再利用しエプロンや、スリッパなどのライフスタイル雑貨と日常着を作っています。先人たちがつくってきた歴史ある手仕事の道程を辿り、作り手を訪ねて旅するようなプロダクトを販売しています。

 

 

 

 

20180613105817-1YASHIMA (ヤシマ)

1949年の真珠養殖から始まった、伊勢志摩のパールジュエリーブランド。ブランドコンセプトは「人生の様々な情景に寄り添い、優しい気品の光が日常をより美しく輝かせる」2017年、真珠の新たな魅力を発信するコラボプロジェクト、「CROSPEARL」をスタート。日本各地のガラス・漆・和紙・刺繍・組紐・貝釦といった素材や技法によるプロダクトから、日本料理やカヤックといった体験も企画している。今回、HARIOガラスとコラボしたシリーズなど伊勢志摩の真珠を使ったコラボ商品をご紹介いたします。

 

 

 

 

イメージ画像Feliz (フェリーズ)

「HAPPYがつながるACCESSORY」をコンセプトに、ナチュラルかつアーバンなエシカルジュエリーを販売しています。フィリピンのお母さんたちとパートナーシップを組み、雇用を生み出すことで現地の子供たちの生活・教育の機会向上を目指しています。今回、Felizとしては、吉祥寺への出店が最後となるFeliz。この機会をお見逃しなく!

 

 

 

 

 

 

 

期間:2019年3月21日(木)から2019年4月3日 (水)
出展場所;東急百貨店 吉祥寺店 3F マルシェステージ2
住所: 〒180-0004 東京都武蔵野市 吉祥寺本町2丁目3−1
出展ブランド: Feliz / ilo itoo / MAITE / ピープルツリー / rétela /YASHIMA

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今年も登場!そごう横浜にエシカルブランドが集結!

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今年も登場!

そごう百貨店横浜店でエンジョイエシカル!

2015年より毎年開催いただいているそごう百貨店横浜店でのエシカルブランドを集めた催し物が今年も開催いたします!期間は4月2日から4月8日の1週間。EFJが出店するのも今年で5回目となりました。今年はなんと、2つの場所で同時開催です。いつもおなじみシーガルコートセミナースペースでは、ピープルツリーをはじめ、アフリカやコロンビアの技術や素材を活かしたバックやフェアトレードなジュエリーを展開します。KEY TOスタイルセレクトのスペースには、アーユルベーダに使われる木の実や樹皮をつかって手染されたオーガニックな洋服や、障がい者の方々が作成したアクセサリーや障がいのある方が描いたアート作品を活かして作られた洋服など。様々です。エシカルの要素が散りばめらてた、豊富なブランド構成となっております。 そごう横浜でのお取り扱い初ブランドなどもたくさんありますので、シーガルコートにぜひお越し下さい。

ブランド紹介

ブランドイメージ写真ピープルツリー

ピープルツリーはフェアトレード専門ブランド。
アジア、アフリカ、南米の18か国、約130のパートナー団体と共につくった、衣料品や雑貨などのオリジナル商品が揃います。
オーガニックコットンなどの天然素材を用いて、手織り、手刺繍、ハンドプリントといった手仕事を活かしたモノをお届けします。

今回はSS19の新作をはじめ、コラボ商品なども展開いたします。

手織りセルフチェックノースリーブドレス 19,000円(税抜)

 

イメージ画像Feliz (フェリーズ)

HAPPYがつながるACCESSORY」をコンセプトに、ナチュラルかつアーバンなエシカルジュエリーを販売しています。フィリピンのお母さんたちとパートナーシップを組み、雇用を生み出すことで現地の子供たちの生活・教育の機会向上を目指しています。今回、Felizとしては、吉祥寺への出店が最後となるFeliz。なんと、今回でEFJstore最後のお取り扱いになるFeliz。この機会をお見逃しなく!

 

 

 

商品写真Wayuu Bags Japan(ワユーバックジャパン)

WAYUU BAG(ワユーバッグ)は南米コロンビアとベネズエラの国境付近、La Guajira(ラ・グアヒラ)地方の先住民族Wayuu(ワユー)族によって、全てハンドメイ ドで作られる伝統と技術と心が詰まった、“One of a kind”のSpecial piece です。 Wayuu Bags Japanのオリジナルワユーバッグは、コロンビア在住の日本人オー ナーが、デザインから出来上がるまでのすべての工程を管理するため、高いデザ イン性とクオリティを提供します。

WAYUU ショルダーバック Sサイズ 14000(税抜) Mサイズ 17000(税抜)

注:編み方や柄によって値段が違います。

 

 

Akello4wayRICCI EVERY DAY (リッチーエブリデイ)

カラフルでプレイフルなアフリカン・プリントを使用したバッグやトラベルアイテムを取り扱うブランドです。ウガンダに直営工房をもち、現地の女性たちとともにものづくりを行なっています。

そごう横浜ではEFJstoreで展開するのは初になります。お見逃しなく!

アケロバッグ4WAY 12,000円(税抜き)

 

カケラアクセサリー2MO-YA-CO UNIQUE PRODUCT! (モーヤーコ ユニーク プロダクト)

障がいのある作家のユニークさ溢れる雑貨を制作販売します。
はじめから仕上げまで一人で作る作家もいれば、スタッフが作家それぞれの好きなこと・得意なことに合わせて提案し共に作る製品もあります。名古屋発信のユニークなアクセサリーを販売いたします。

カケラアクセサリー  ブローチ(小)税込1,080 円 ピアス・イヤリング 税込1,620 円

 

 

ブランドイメージPUNCHI LAMAI (プンチラマイ)

Lailhaはsrilankaにある小さな自社工房から生まれるコレクション。
くったりしたリネンやドレーブが美しいオーガニックコットンのお洋服は日々のゆらぎやすい大人の女性の心を柔らかく包み込んでくれます。
仕立てるのは愛情深い女性たち。分業ではなく1人で1着を仕上げます。
AYURCOLORシリーズはアーユルベーダに使われる木の実や樹皮をつかって手染された天然の色。深く贅沢な1枚です。

ツリーワンピース  ¥34,000~(税抜)

※先染めと植物染めで値段が多少変動します

 

_DSC6783_統合たいせつプロダクト

「アートを身にまとう」をテーマに、
福祉事業所とデザイナーがコラボレーションしたテキスタイルからオリジナルの服を展開する、福岡発のブランド“たいせつプロダクト”。
カラフルでわくわくする洋服やアクセサリーたち。
どこにもないたいせつテイストのアートファッションをお楽しみください。

oriスカート(プリーツスカート) “さくらもち”   ¥28,400(税抜)

 

 

 

 

 

 

 

 

ベジバーニャ ビーツFARM CANNING (ファームキャニング)

大きさや形の不揃いが理由で規格外とされる"もったいない野菜”をソースなどの瓶詰めに。
できる限り無農薬野菜を使い、手作りで無添加。
持続可能な農業を応援しながら、楽ちんでパパッと賑やかな食卓づくりを演出します。
昨年出店時には売り切れが出るなど、大人気のソースたち。今年はフレーバーを変えて再登場です!

ベジバーニャ ビーツ 税込 900円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

期間:2019年4月2日(火)から2019年4月8日 (月)
出展場所;そごう百貨店 横浜店 3F シーガルコートセミナースペース & KEYTOスタイル
住所:〒220-0011 神奈川県横浜市西区高島2丁目18−1
出展ブランド: Feliz / PUNCHI LAMAI / RICCI EVRYDAY / ピープルツリー / WAYUU BAGS JAPAN / MO-YA-CO UNIQUE PRODUCT! / 大切プロダクト /FARM CANNING

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さすてなぶるファッション 005 FASHION REVOLUTIONとは何ですか?

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さすてなぶるファッションバナー

毎回、ファッションに関わる話題をテーマに学ぶ場を作っている「サステナブルファッション」。

今回は世界最大級のファッション業界に透明化を求めるムーブメントであるFashion Revolutionを取り上げます。

ファッション業界に大きな衝撃を与えた、2013年4月24日バングラデシュで1138人が亡くなった縫製工場「ラナ・プラザ」ビル崩壊事故。この事故をきっかけに、もっとフェアで安全な環境を作るために世界最大のムーブメントが始まりました。それが「Fashion Revolution」です。

“より公平に、安全に、明確に、そしてより透明性をファッション産業に”をビジョンに4月24日を「Fashion Revolution Day」、24日を含む週を「Fashion Revolution Week」 とし世界各国でイベントやキャンペーンが行われています。昨年は50カ国で1100のイベントが開催され275万人が参加し、エマ・ワトソンなどの著名人や大手メディアが取り上げるなど盛り上がりました。

今年のFashion Revolution Weekは4月22日(月)~28日(日)です。日本の今年のイベント内容は後日こちらにアップする予定ですが、まずはプレイベントとして、「さすてなぶるファッション」に参加し、FASHION REVOLUTIONって何なの?というところを掘り下げていく予定です。企画した山口さんは「世界中でFRW中にイベントやキャンペーンが行われるこの熱量を伝えたいと思い企画しました。Fashion Revolution JAPAN代表の竹村伊央さん(ETHICAL FASHION JAPAN代表)と事務局長の鎌田安里紗さん(エシカルファッションプランナー)をお呼びしFashion Revolutionとは何か?今年は何をするのか?なぜ活動されているのか?などなど自身の活動や背景、想いなども含めて聞いていきたいと思います。また、トークだけではなくワークショップを開催し皆さまと共にサステナブルファッションの理解を深めていきます。」とのこと。まず、ファッションレボリューションウィークの前に、予備知識を知って見ては?

 

日時
2019年4月4日(木)19時30分~21時30分(21時からはアフターサロンを行います)

会費
一般 前売1000円(Peatixにて)当日1,500円
大学・専門学校生 前売500円(Peatixにて)当日1,000円
中学・高校生 無料

会場
Innovation Space DEJIMA
東京都品川区東五反田2-10-2 東五反田スクエア13階
https://dejima.space/

お申し込み先
申し込みはこちら
お申し込みはPeatixにて承っております。
※申し込まれますと払い戻しはできませんので、ご了承くださいませ。

Peatixがご利用できない場合は、「さすてなぶるファッション005の件」と明記していただき、下記のメールにてお問い合わせくださいませ。
contact@fashionstudies.org
※当日券は会場にて承っております。
※※注意事項 当日は記録・広報等のためトークの模様を映像で記録し、後日ウェブ上にて公開予定です。あらかじめご了承ください。  

 

登壇者

竹村伊央

Fashion Revolution JAPAN 代表  / スタイリスト/ ETHICAL FASHION JAPAN 代表 

1982年名古屋生まれ。 高校卒業と同時に渡英。 イギリスでエシカルファッションが興隆しつつあった 2005年より、 エシカルファッションのムーブメントを創り上げたブランドの1つであるJUNKY ST YLINGに勤務。 同時にスタイリストとしてエシカルを中心としたスタイリングを手掛ける。2010年帰国。2012年にエシカルファッションのPR活動をする団体「ETHICAL FASHION JAPAN (EFJ)」を設立。 エシカルの啓発を含めたイベントや講演活動をしながら、エシカルなファッションを集めた期間限定店 : EFJ storeを運営する。2016年よりファッションレボリューションジャパンコーディネーターを務め、毎年イベントを開催している。
鎌田 安里紗

Fashion Revolution JAPANメンバー / エシカルファッション・フランナー 

慶応義塾大学総合政策学部非常勤講師 1992 年、 徳島県生まれ。 モデル、 エシカルファッションプランナー。 慶應義塾大学大学院政策 ・ メディア研究科後期博士課程在籍。 高校在学時に雑誌 『Ranzuki』 でモデルデビュー。 エシカルな取り組みに関心が高く、 フェアト レード製品の制作やスタディ ・ ツアーの企画などを行っている。 著者に 『enjoy the little things』 (宝島社)。 環境省 「森里川海プロジェクト」 アンバサダー、 People Tree アンバサダー。
主催:FashionStudies™
協力:Innovation Space DEJIMA
企画:山口大人(MASATO YAMAGUCHI DESIGN OFFICE)

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今年のファッションレボリューションは4つのトークと上映会!

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FASHION REVOLUTION2019

今年はTRUNK HOTELで開催!

毎年4月24日を含む1週間をFASHION REVOLUTION WEEKとして開催される世界キャンペーンが今年も日本で開催されます。今年のFASHION REVOLUTION WEEKは4月22日から28日。今年のイベントは4月24日(水)に渋谷にあるTRUNK HOTELで開催されます。このキャンペーンの背景には、2013年4月24日、バングラデシュの首都ダッカ近郊で1,100名以上もの衣料労働者が亡くなった、「ラナ・プラザ」ビルの崩落事故があります。

このビルには、ヨーロッパの大手ファッションメーカーが多く入っており、その安全管理や働き手の人権の扱いが疑問視されました。この事故を受け、2014年より4月24日を「ファッションレボリューションデイ」として、世界各地でファッションを変革するための働きかけを行なっています。2016年から「ファッションレボリューションウィーク」として1日に限定せず、さまざまなイベントを呼びかけています。こうした悲劇を二度と起こさないために、よりサステナブルで、人にも環境にも配慮した、真のファッションの価値を問い直すのが、本キャンペーンの目的です。2018年度は50カ国、1100のイベント、275万人が参加し、世界中でムーブメントを起こしています。

今年の東京のイベントはコレだ!

FASHION REVOLUTION JAPANは、2019年4月24日のファッションレボリューションディに、より公平、安全、明確で透明性のある日本のファッションを考えるため、企業やブランド、メディアをお招きしてこれからのファッションを東京からどう発信するのか?をめぐるトークセッションを計4回行います。また、映画「ザ・トゥルーコスト」の上映するなど、充実した内容の1DAYイベントを開催します。イベントは昼の部と夜の部の2部構成で開催されます。今年はファッション業界で働く人々をお招きし、色々な角度からファッションのあり方や今後の未来をお話しいただきます。

当日スケジュール

12:00 開場

12:30 開会式

■13:00-13:45 session1
「ファッションと環境のつながり」
ゲスト:
環境省大臣官房環境計画課企画調査室長 岡野隆宏氏
×
豊島株式会社 執行役員 営業企画室 室長 溝口量久氏

■14:00-14:45 session2
「トレンドメーカーとしてできること」
ゲスト:

COMING SOON

■15:00-15:45 session3
「なぜ今サステナビリティを推進するのか?」
ゲスト:
H&M ヘネス・アンド・ マウリッツ・ジャパン株式会社
CSRマネージャー 山浦誉史氏
×
株式会社ストライプインターナショナル SDGs 推進室長
二宮朋子氏

■16:00-16:45  Session4
「今日からできるサステナビリティへの一歩」
ゲスト:
特定非営利活動法人ゼロ・ウェイストアカデミー 理事長
坂野晶氏
×
パタゴニア日本支社
ブランド・レスポンシビリティ・マネージャー
篠健司

17:00-18:00 交流会

チケットはこちらから

夜は映画「ザ・トゥルー・コスト」を上映

TCposter

夜の部はファッション業界の裏側を取材したドキュメンタリー映画である「ザ・トゥルー・コスト」。2013年4月に起きたバングラデシュの縫製工場ラナ・プラザの崩壊事故をきっかけに、現在の経済システムの特徴でもある「大量生産・大量消費」の犠牲になっている世界各地の人々を取材しています。一方で、ファストファッションの店に殺到する消費者も描き、驚くほど安く売られている商品の、真の代償は何なのか?を訴えかけます。グローバル経済のもと、複雑な物流でつながっている日本の消費者にとっても、無関係ではありません。時に買い手であり、つくり手であり、情報を受ける側にも発信する側にもなれる、私たち。おしゃれを心から楽しむためにも、世界の現実を知るとともに、私たちができることを一緒に考えていきませんか? 映画の前にはNEUT Magazineがモデレーターをつとめ、若者の視点から今のファッションのあり方をトークする場も設けます。

 

18:30- 開場

19:00-19:30 トークセッション
ゲスト:COMMING SOON
モデレーター:NEUT Magazine

19:30- 21:00 「ザ・トゥルー・コスト」上映会

21:30 close

 

チケットはこちらから

 

エシカルなヒントが見つかるブースも登場!

トークや映画だけじゃなく、会場ではエシカルのヒントになるブースを設けます。エシカルって興味はあるけど、どうやったら自分に落とし込める? 自分の社内でどうしたらエシカルを進められる?そんなヒントやコラボレーションが生まれるブースが登場します。1DAYチケットを買って、1日楽しんでみては?

アセット 1-100Green Down Project

一企業の技術ただけでは、「羽毛循環サイクル社会」は実現できません。羽毛に関わる企業をはじめ、地域社会、そして生活者一人ひとりの理解と協力により羽毛循環システムがつくられます。それを推進していくのが、Green Down Project(グリーンダウンプロジェクト)です。

 

 

 

 

Artboard 1-100APOLIS

ブランド説明:創業者であるラーン&シェー兄弟が世界中を旅する中で、発展途上国の経済発展の橋渡しとなるビジネスモデルを志し、2004年アメリカ・ロサンゼルスでスタートしました。 "Global Citizen(地球の市民)"をブランドフィロソフィーとして掲げ、世界規模で雇用を作ることをミッションに活動しています。

 

 

 

 

 

orgabits logo-100豊島株式会社 オーガビッツ

オーガニック100%にこだわらず、10%の商品を100倍の人に届けるという発想で、みんなで”ちょっと”ずつ地球環境や生産者に貢献しようという思いから始まったオーガニックコットン普及プロジェクト。

 

 

 

TWC centred_sb

THE WOOLMARK COMPANY

ザ・ウールマーク・カンパニーはウールのグローバル・オーソリティーであり、オーストラリア産メリノウールの研究・開発及びマーケティングを行う非営利団体です。ウールマークは1964年に誕生した、世界で最も知られているテキスタイルの品質認証ブランドです。

 

 

 

 

 

 

 

【日時】 2019/4/24(水)
受付開始:12:00  開始:12:30  終了:21:30


【場所】TRUNK(HOTEL) 2F MORI 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目31


【参加費】


<<前売り>>
■1DAY ticket(昼の部トークセッション全4回、交流会参加) 一般:10,000円、25歳以下:4,500円(25枚限定)


■1 session ticket(昼の部いずれかのトークセッション1回、交流会参加※再入場形式) 一般:3,000円、25歳以下:1,500円(各回10枚限定)


■夜の部トークセッション&トゥルーコスト上映会 一般:1,500円
チケットはこちらから
<<当日>> ■1 session ticket(昼の部いずれかのトークセッション1回) 一般:3,500円 ■夜の部トークセッション&トゥルーコスト上映会一般:2,000円

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~baby steps lead to FASHION REVOLUTION~ ファッションの中心渋谷からファッションレボリューションを発信する!

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FASHION REVOLUTION WEEK 2019

~baby steps lead to FASHION REVOLUTION~

ファッションの中心渋谷からファッションレボリューションを発信する!

FASHION REVOLUTION WEEK<4月22日(月)~28日(日)>の期間中、東京都渋谷区のアパレル店舗を中心に同時多発キャンペーンを実施します。環境配慮の観点から、WEEK期間中は参加全ショップ店舗にてショッピングバック不使用の提案をします。お買い物でいつも普通にもらっているショッピングバック。本当に必要?もらったその後どうしてますか? 当たり前のサービスがなくなったとき、地球にどんな影響が起こるのか?ショッピングをしながら気軽に環境配慮してみませんか?各店舗で様々なNOBAG特典や特別イベントを開催します。また、期間中、各ショップ店舗にはファッションレボリューションのポスターが貼ってあるので、参加しているお店を見つけてみてください。

参加店舗とイベント内容

<協力店舗in渋谷>

S__7921779■LEBECCA boutique 原宿店■
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目11−6 ラフォーレ原宿 4F

LEBECCAのスタッフさんによる「裏返し展」を開催します。期間中はショップディスプレイもFASHION REVOLUTION仕様になる予定です。

 

 

totsugeki■CASA FLINE 表参道本店
〒151-0001 東京都渋谷区神宮前4丁目15−4 YC表参道第3ビル 1F

4月22日(月)より「アポリス×カーサフライン」バッグ販売開始。

4月24日(水)は廃棄されてしまっていたTシャツからお好きなものを選んでいただき、SUNEYA AYUMIさんが世界各国で撮影した写真をその場でプリント、もしくはイラストを描けるワークショップを開催。オリジナルTをアップサイクルで製作していただけます。SUNEYA AYUMIさんのInstagramアカウントはこちら

 

IMG_1487■突撃洋服店 渋谷店■
〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目14−8 南部 ビル 2F

古着はもともと誰かのいらなくなったもの。 安く売るために作られたものではありません。 様々な時代の様々な創造が宿る服たち。 そこから自分だけの価値を見出し、選ぶということは 自身を知り、考えるきっかけになります。 選択する事で、着方に思いを巡らし、 それが日々の生き方にも繋がる。 今回のフリーマーケットはそんな事を考えファッションを 楽しんで頂くイベントを開催します。

 

UR表参道■URBAN RESEARCH 表参道ヒルズ店■
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4丁目12−10 表参道ヒルズ本館B3F

WEEK期間中ショッピングバッグ不要のお客様に、次回のお買い物から1ポイント1円でご利用いただける「グリーンポイント」10ポイント分をプレゼント。Green Down Projectのパートナー企業として、ダウンの回収も強化しております。是非この機会にご協力をお願い致します。

 

VOLCOM STORE TOKYO
 ■VOLCOM STORE TOKYO 原宿店■

〒150-0001 東京都渋谷区6-31-15-B1F
WEEK期間中ショッピングバッグ不使用の提案します。

 

 

スクリーンショット 2019-04-18 16.38.23
 ■hotel koe 渋谷店■
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町3−7

WEEK期間中ショッピングバッグ不使用の提案します。

渋谷109店
 ■titty&Co. 渋谷109店■
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-29-1 SHIBUYA109 5F

WEEK期間中ショッピングバッグ不使用の提案します。ご協力いただいた方にステッカーをプレゼントします。

 

神南店■URBAN RESEARCH 神南店■
〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目14−5

WEEK期間中ショッピングバッグ不要のお客様に、次回のお買い物から1ポイント1円でご利用いただける「グリーンポイント」10ポイント分をプレゼント。Green Down Projectのパートナー企業として、ダウンの回収も強化しております。是非この機会にご協力をお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

<協力店舗in渋谷以外>

Jiyugaoka■ピープルツリー 自由が丘店■
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘3-7-2

期間中、お店の袋をご辞退されマイバッグ(エコバッグ)を使われると、 フェアトレードチョコを1枚差し上げます。

4月28日(日)、フェアトレードの学校 “ファッションから始める未来へのアクション”開催。

ピープルツリーのアンバサダー鎌田安里紗さんをゲストに、ファッションを通じて持続可能な未来に向けて出来ることを一 緒に考えてみませんか?

 

shop-tachikawa
■ピープルツリー 立川店■
〒190-8507 東京都立川市曙町2-39-3 立川高島屋S.C. 2F

期間中、お店の袋をご辞退されマイバッグ(エコバッグ)を使われると、 フェアトレードチョコを1枚差し上げます。

 

pristine_jiyugaoka01■PRISTINE 自由が丘店■
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘2丁目15−24

WEEK期間中、古新聞でつくったショッピングバックを有料販売。エコバックや野菜の保存袋としてもお使いいただけます。「その先の使い方」をお楽しみください。

草木染めでの染め直しサービス(リプリプロジェクト)開催。プリスティンから提案するアップサイクルの取り組みです。詳細はこちら

 

LUMINE EST新宿店■titty&Co. 新宿LUMINE EST店■
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-38-1 新宿LUMINE EST B1

WEEK期間中ショッピングバッグ不使用の提案します。ご協力いただいた方にステッカーをプレゼントします。

 

 

 

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レポート:Session1「ファッションと環境のつながり

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4/24(水)、渋谷のTRUNK (HOTEL) にて「Fashion Revolution Day 2019」が開催されました。

昼の部では、環境省と豊島(株)、VOGUE JAPANとケリング・グループ、H&Mとストライブインターナショナル(株)、特定非営利法人ゼロ・ウェイストアカデミーとパタゴニア日本支社によるトークセッションの4部構成。

夜の部では若者に人気のウェブマガジン・NEUT Magazineによるトークセッションと、ファッション業界の裏側に迫ったドキュメンタリー映画「ザ・トゥルーコスト」を上映。平日にも関わらず、350名以上が参加する大盛況のイベントとなりました。

 

INDEX:

Session1「ファッションと環境のつながり」
環境省大臣官房環境計画課企画調査室長 岡野隆宏氏 × 豊島株式会社 執行役員 営業企画室 室長 溝口量久氏

Session2「トレンドメーカーとしてできること」
『VOGUE JAPAN』編集長 渡辺三津子氏
Kering Group Operations and Technology Material Innovation Laboratory (MIL) ディレクター Cecilia TAKAYAMA氏

Session3「なぜ今サステナビリティを推進するのか?」
H&M ヘネス・アンド・ マウリッツ・ジャパン(株) CSR サステナビリティ コーディネーター 山浦誉史氏
(株) ストライプインターナショナル SDGs 推進室長 二宮朋子氏

Session4「今日からできるサステナビリティへの一歩」
特定非営利活動法人ゼロ・ウェイストアカデミー 理事長 坂野晶氏
パタゴニア日本支社 ブランド・レスポンシビリティ・マネージャー 篠健司氏


Session1「ファッションと環境のつながり」


環境省大臣官房環境計画課企画調査室長 岡野隆宏氏

×

豊島株式会社 執行役員 営業企画室 室長 溝口量久氏

「ゆるさ」は、サステナビリティへの第一歩

(中央)環境省の岡野隆宏氏、(右)豊島(株)の溝口量久氏    写真:森田彩花

岡野:近年「持続可能な社会」への取り組みが加速しています。実際に、SDGsやパリ協定も、持続可能な社会に向けた国際的な基盤の要です。例えば、気候変動についての国際的な取り決めである「パリ協定*1」を受けて、日本では2030年度までにCO2排出量を2013年度比26%減、2050年まで80%減…と取り決めています。

環境問題に関しては、プラスチックゴミによる海洋汚染問題も近年深刻化していて、2050年にはゴミが魚の量を上回るという試算も出ています。日本は、1人あたりのプラスチック容器包装の排気量が世界2位です。

このような問題に向き合って、日本全体で「サステナビリティ」に取り組むうえで、行政だけでなく、大企業はもちろんサプライチェーンを通じて中小企業にも対応が求められています。

鎌田:「どのくらい環境に配慮した経営をしているか」が投資の基準にもなっていますよね。逆に考えると、環境に配慮してないと会社の持続可能性がなくなってしまう。

環境省

写真:森田彩花

岡野:そうですね。これから化石燃料が使えない社会になったらどうなるかを、もっと真剣に考えないと。「+α」としてサステナビリティを取り入れた経営ではなく、もっとシビアに考えていく必要があります。

日本での環境政策を進めるうえで、環境と経済、社会を同時に考えていくことも大事です。一生懸命規制をかけて一つ一つ「穴を埋めていく」だけではなく、日本全体を変えていく必要があります。「環境問題をそもそも起こさない」というようにね。

今使われていない畑や田んぼの有効活用も、サステナビリティにつながります。つまり、地球・地域にある資源を上手に使っていく、ということです。資源を使えば、自然の中で循環していくし、環境自体も元気になる。例えば、地域でエネルギーを作って都市に売れば、地域経済も潤いますよね!

 

写真:森田彩花

鎌田:なるほど。実際に環境省では「つなげよう、支えよう、森里川海プロジェクト*2」を継続されていますよね。

岡野:環境で地域を元気にするためには、私たちのように「環境」を専門に扱うセクターだけでなく、ビジネスなどとの連携も不可欠です。「地域循環共生圏」という、自立した分散型地域というコンセプトも大事ですね。

そのためには、様々なイノベーションが必要です。技術的なイノベーションだけでなく、経済社会システムやライフスタイルも巻き込み、全体でイノベーションを起こしていくことが求められています。

鎌田:「環境保全」というと、ゴミを減らすといった社会的行動のイメージが強いですが、普段の生活の中で「何を選ぶか」という視点を持つことも、持続可能性に繋がりますね!

では、実際に「ビジネス」セクターである 豊島株式会社では、どのような取り組みをされていますか?

溝口:私たちは16年前からオーガニックコットンプロジェクト「オーガビッツ*3」に取り組んでいます。今では、ファッションアイテムからライフスタイルグッズまで、100社ものブランドさんがオーガニックコットンを使ってくださっています。

そもそも、私たちが取り組む「コットン」の問題は深刻です。農家さんは手でコットンを摘むので、農薬の影響で彼らの指紋がなくなることも。それに、農薬は土壌を悪くするので、次のコットンの生産ができなくなったり…と様々な問題があります。

鎌田:落葉剤の問題も聞いたことがあります。そもそもコットンは、枯れることで綿が収穫できるので、落葉剤を使って枯れを促進しているのですよね。

溝口:その問題もあります。こういったコットンを取り巻く問題を受けて、私たちは「オーガビッツ・ファンド」を開始し、NGO・NPOの活動を支援しています。他にも「Orgabits Run」というファッションとスポーツを融合させたランニング大会を実施したり、キャベツ、コーヒー、お茶といった、廃棄予定の野菜や食材で染色する「FOODTEXTILE」など、様々な取り組みをしています。

 

鎌田:面白いですね!現実的にできることを、形にしていることが素晴らしいと思います。「100%サステナブルでないといけない」というように、参入障壁が高い印象を持たれるサステナブルの世界ですが、実際に16年間続けていらっしゃるのですね。長い間取り組む中で、反応はどう変化しましたか?

溝口:実際に商品が店頭で売れた!という声が増えていますね。サステナブルに関心があるお客さまが増えているな、という印象です。

一緒に取り組んでいる企業さんも、こちらがオーガニックコットンについて一つ一つ説明をする必要がないくらい、みなさんよくご存知です。ベースの知識が共有できているので、「実際に何を企画するか」という、実行段階の話をすぐに開始できます。


鎌田:そうなのですね!実際に繊維業界におけるサステナブルな動きはありますか?

溝口:例えば「ウール」は、製造段階で床に落ちてしまったりして廃棄されそうなものを綺麗に洗ってもう一度使うことができます。 そういった意味で、「サステナブル」ですよね。「Green Down Project*4」の取り組みも面白いと思っていて。使わなくなったダウンコートを店頭に持って行って、新しくなったものを受け取れるようなシステムです。

岡野:溝口さんがおっしゃるように、入りやすい入り口をちゃんと作るというのは、とても大切。

「エコ」素材をもっと贔屓(ひいき)して欲しいですよね!エコ贔屓なら、どんどんやって欲しい(笑)それに、今日のようなイベントにも出させてもらって、セクターを超えて何を一緒にやっていけるか、皆さんと考えていきたいです。それがきっかけとなって、サステナブルな企業さんの応援になれば、と。

鎌田:エコ贔屓!すごくいいですね!消費者の中には、何をどんな風に選んでいいのかよくわからない方もいらっしゃるはず。豊島(株)さんの取り組みのように、「オーガニックコットン」という選択もありますが、他には何があると思いますか?

溝口:環境省認証のマークや、「この商品を選ぶと"良いこと"に繋がる!」といった認証マークは良いかもしれないですね!

岡野:「エコマーク」といった既存のものも大事にしたいですね。認証マークは、認証の「基準」が難しい。この基準が厳しくなると認証マーク自体が少なくなるし、緩いとそれはそれで…。100%完璧を目指すのではなく、100%と0%の間から始めたり、一人一人が楽しみながらやることがまず大切になりますよね。


溝口:「ゆるく続けていくこと」って、大切ですよね。いかに可愛くエコな素材を使っていけるか、を突き詰めていきたいです。

鎌田:いきなり完璧なアクションを目指すのはハード。認証マークに気をつけるなど、できることから意識していきたいですね!

岡野「ファッション」は暮らしをより潤してくれるもの。そこに、「新しい価値」を作ることが大事ですね。

溝口:そのきっかけとして、「この商品の後ろには何があるか」を知っていただけたら嬉しいです。

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*1:世界共通の長期目標として、産業革命前からの平均気温の 上昇を2℃より十分下方に保持し、1.5℃に抑える努力を追求を目的とした、国際的取り決め。(環境省:http://www.env.go.jp/earth/Paris_agreement.pdf
 
*2:平成26年12月から始まった、国民全体で「森里川海を豊かに保ち、その恵みを引き出すこと」「一人一人が、森里川海の恵みを支える社会をつくること」を目指したプロジェクト。(環境省:https://www.env.go.jp/nature/morisatokawaumi/index.html/
 
*3:オーガビッツは、繊維専門商社の豊島株式会社が推進している、オーガニックコットンを通して、みんなで “ちょっと”ずつ地球環境に貢献しようという想いから始まった、社会貢献とビジネスを両立するプロジェクト。(オーガビッツ:http://orgabits.com/
 
*4:羽毛製品を回収、リサイクルし循環を目指すプロジェクト。
(一般社団法人 Green Down Project:http://www.gdp.or.jp/

 

 

(文:小澤茉莉)

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レポート:Session2「トレンドメーカーとしてできること」

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4/24(水)、渋谷のTRUNK (HOTEL) にて「Fashion Revolution Day 2019」が開催されました。

昼の部では、環境省と豊島(株)、VOGUE JAPANとケリング・グループ、H&Mとストライブインターナショナル(株)、特定非営利法人ゼロ・ウェイストアカデミーとパタゴニア日本支社によるトークセッションの4部構成。

夜の部では若者に人気のウェブマガジン・NEUT Magazineによるトークセッションと、ファッション業界の裏側に迫ったドキュメンタリー映画「ザ・トゥルーコスト」を上映。平日にも関わらず、350名以上が参加する大盛況のイベントとなりました。

 

INDEX:

Session1「ファッションと環境のつながり」
環境省大臣官房環境計画課企画調査室長 岡野隆宏氏 × 豊島株式会社 執行役員 営業企画室 室長 溝口量久氏

Session2「トレンドメーカーとしてできること」
『VOGUE JAPAN』編集長 渡辺三津子氏 
Kering Group Operations and Technology Material Innovation Laboratory (MIL) ディレクター Cecilia TAKAYAMA氏

Session3「なぜ今サステナビリティを推進するのか?」
H&M ヘネス・アンド・ マウリッツ・ジャパン(株) CSR サステナビリティ コーディネーター 山浦誉史氏 
(株) ストライプインターナショナル SDGs 推進室長 二宮朋子氏

Session4「今日からできるサステナビリティへの一歩」
特定非営利活動法人ゼロ・ウェイストアカデミー 理事長 坂野晶氏 
パタゴニア日本支社 ブランド・レスポンシビリティ・マネージャー 篠健司氏


Session1「トレンドメーカーとしてできること」


『VOGUE JAPAN』編集長 渡辺三津子氏

×

Kering Group Operations and Technology Material Innovation Laboratory (MIL) ディレクター Cecilia TAKAYAMA氏

「美しさ」と、サステナビリティ

S2全体

写真:森田彩花

斎藤:大きなテーマになりますが、まず「サステナビリティ」についてどう捉えているのでしょうか?


渡辺:『VOGUE』は1892年にアメリカで創刊され、現在24の国と地域で発行されており、『VOGUE JAPAN』としては今年創刊20周年になります。

実際に『VOGUE JAPAN』では、2019年2月号で「サステナビリティ」の特集を組みました*1。この数年、ファッション界の変化を身近に感じていて、このタイミングで読者のみなさんと一緒に「サステナビリティ」を考えたい、と思ったことが特集のきっかけです。どのような問題があるのか、そして、ブランドやデザイナーがどのようにサステナビリティに向けて取り組んでいるか、を伝えたいと思いました。消費者の意識も変えていかないと、全体が変わっていきません。発信者である私たち自身も、ファッション界を取り巻く問題やその取り組みについてもっと知っていきたい、という想いで特集に臨みました。


タカヤマ:私たちはグッチやサンローラン、バレンシアガといったラグジュアリーブランドを擁する、グローバル・ラグジュアリー・グループです。ケリングでは「サステナビリティ」を戦略の中核と捉えています。近年、ファッション界でもSDGsの流れやサステナビリティの動きがあるだけでなく、1990年代よりも原料は2倍に高騰し今後さらに原料調達が困難になること、「英国現代奴隷法*2」などの規制の強化や欧州委員会のサーキュラーエコノミー・パッケージ*3 といった行政機関からのサポート、消費者からのサステナビリティへの期待といった、様々な働きかけがあります。

実際に、私たちは「マテリアル」自体に目を向けています。サプライヤーに提案する際に、ただデザインだけを提案するのではなく、素材・マテリアルを重視していますね。

例えば、EP&L(環境損益計算書)*4。これは、環境に与えるインパクトを数値化したものです。丸の大きさで、環境への負荷がどれくらいあるのかが一目でわかるようになっています。この表で、一番どこに負荷がかかっているのがわかるので、これを使ってサプライヤーに提案できますし、消費者に対しても環境へのインパクトがどれほどあるのか、見てわかるような取り組みを続けています。

 

斎藤:具体的な取り組みに対するチーム、グループ内の意識はいかがですか?

渡辺:「サステナビリティ」は意識せざるを得ないですね。最近の様々な報告から、ファッション産業がいかに環境に対して大きな負担をかけているか、を伺うことが多いです。いち個人としても、そのことに対してショックを受けています。楽しいはずのファッションが環境に負担をかけている、という矛盾に、モヤモヤしています。

だからこそ、読者のみなさんとこの意識を共有したい。メディアとしての責任でもあります。世界的なメディアの『VOGUE』だからこそできる問題のグローバルでの共有が一歩進んだ形になっていると思っています。

タカヤマ:私たちも、サステナビリティに対して「当たり前」に取り組んでいます。強いガバナンスのもとで、グループ全体にわたって「サステナビリティ」という考えが根付いていいますし、各ブランドが高い水準で取り組んでいます。

斎藤:渡辺さんの話の中で「グローバルでの共有」とありますが、実際にどのようなことを共有されていますか?

VOGUE

写真:森田彩花

渡辺:国を超えて、それぞれが発信するコンテンツは共有し、『VOGUE』全体でインスパイアし合っています。例えば、最新ではドイツのVOGUEが丸ごと一冊サステナビリティ特集を組んでいて、ファッションアイコンかつサステナビリティのシンボルであるモデルをタイトルに起用しています。オフィスの環境自体も、プラスチックのカップを使わない、紙の使用を制限するといったものから、自転車で取材に行くなど、取り組んでいるようです。


『VOGUE JAPAN』でも、色々な形で継続的に発信していきたいと思っていて、その一つとして、VOGUE FASHION'S NIGHT OUT(FNO)*5 を開催しています。今年は開催から11回目のサブテーマとして、「ファッションとサステナビリティ」を計画しています。「サステナビリティ」をテーマとしたのは、時代の動きとともにファッションができる「社会貢献」について考えるきっかけにしたい、と思ったからです。チャリティTシャツの販売を行い環境保全団体に寄付をしたり、不要となった服を回収し再生素材としてリユースする取り組みも行う予定です。


斎藤:積極的に国を超えてコンテンツを共有し、『VOGUE』全体で「サステナビリティ」に取り組まれているのですね。ケリング・グループでは、どのようなコミュニケーションをされていますか?

タカヤマ:私たちのユニークなポイントは、ブランドの中枢の者がデザイナーとプロダクションと同時に、オペレーションのレベルでも関わっていることです。サプライヤーとの距離も近く、リソース側として教育の機会もあります。私たち側からだけでなく、サプライヤーがもっとサステナビリティを求める声もあります。


斎藤:オペレーションにまで落ちていることがすごいですね。また、先ほど説明にあったEP&Lという「基準やツール」を作っていることも、素晴らしいですが、その目的や意図は何ですか?

 

Kering

写真:森田彩花


タカヤマ:サステナビリティはビジネスの一部。このような基準があることで、何をビジネスに盛り込むべきか捉えることができ、共通のビジネスツールとして使えます。具体的に「環境コスト」として用いることで提案もできますし、オープンソース化も促進できます。

斎藤:みんなでできる仕組みに「するのは大切ですね。では、両者に質問ですが、サステナビリティに取り組む中で、チャレンジングなことや障壁はありますか?

渡辺:障壁というよりも、サステナビリティの特集を組んだ時に、ポジティブな反応をたくさんいただき、実際に読者のアンケート調査でも人気ベスト3に入る特集になりました。それは、読者・ファッションに関わる人たちの関心が高まっているという証拠。「サステナビリティ」についてもっと知りたい、という20〜30代の声も多いです。

ファッションは楽しいものであって、読者が「美しい」と感じると同時に、前向きになれることが大切です。チャレンジングなことは、ファッションの「喜び」とともに、サステナビリティを伝えて行く、ということですね。

タカヤマ:マネジメント、マインドセットを変えることがチャレンジですね。サステナビリティは「トレンド」ではなく、実際にビジネスに入れ込んでいくことが必須です。「美しい」かつサステナビリティなものを作ることに、チャレンジしていきたいと思っています。

斎藤:社会全体が、世界のグローバルゴール(SDGs)に向けて取り組んでいる中で、改めて大切にされていることは何ですか?

渡辺:2月号の特集の中で、「ファッションはエモーショナルなもので、影響力を持っている産業。そのファッションが積極的なリーダーとして、サステナビリティに対して取り組むのは大切」という、あるデザイナーの方の言葉が印象に残っています。

 

ファッションだからこそ、できることはあります。ケリングさんのように、スピード感を持って進めていくことは、私たちメディアにとっても、ありがたいです。ラグジュアリーの中に、サステナビリティは必然として入ってきていますし、「サステナブルだからかっこいい!」という流れに必ずなる、と思っています。

タカヤマ:戦略を作る側として、机上の空論でなく、実際に行動に起こすことが大切です。

ケリングでは、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(LCF)と協働してファッション、サステナビリティに特化した公開オンラインコース(MOOC)*6 を開設しました。次の世代への教育にも力を入れています。

斎藤:ラグジュエリーを、牽引されてきた両者から直接サステナビリティへの取り組みに対するいしを直接聞けたことはとても貴重でした、「義務」ではなく、「自然にアタリマエに」に取り組んでいくこと、また「オープンに、みんなで進めていく」具体的なアクションが大切だと感じました。

 

(文:小澤茉莉)

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*1:エルメスやグッチなど世界的ブランドを筆頭に、さまざまなブランドやグループが取り組むサステイナブル改革や、ヴィンテージ市場の新たな動きまでを徹底取材。リチャード・クインやマシュー・ウィリアムスなど、モード界が注目する若手デザイナーのインタビューも交え、ファッション界のエココンシャスな未来について考える特集に。https://www.vogue.co.jp/magazine/2019-02
 
*2:2015年3月に英国で制定された、現代の奴隷制を防止する法律である「Modern Slavery Act 2015 (現代奴隷法)」。この法案は企業に、サプライチェーン上の奴隷制を特定し、根絶するための手順の報告を求めている。
(参考)Sustainable Japan:https://sustainablejapan.jp/2016/07/13/modern-slavery-act/22928
 
*3:2015年12月に欧州委員会で採択された、サーキュラー・エコノミー(循環型経済)の実現に向けたEU共通の枠組み構築を目的とする新提案。ヨーロッパ経済を循環型経済システムへと移行することで、国際競争力の向上、持続可能な経済成長、新規雇用創出などを目指す。
(参考)Sustainable Japan:https://sustainablejapan.jp/2015/12/26/eu-circular/20418 
*4:ケリング・グループのビジネスにおける環境インパクトを分析したもの。
(KERING:https://www.kering.com/en/news/kering-publishes-2017-group-ep-l-results
 
*5:「VOGUE FASHION'S NIGHT OUT(FNO)」は、アメリカ版『VOGUE』の編集長アナ・ウィンターの呼びかけで、2009年にスタートした世界最大級のショッピング・イベント。(VOGUE JAPAN *2018年の様子:https://www.vogue.co.jp/fno/
 
*6:ビデオやポッドキャスト、演習やディスカッションを織り交ぜたオンラインコース。専門家だけでなく学生やサステナビリティに関心がある人を対象とし、2018年には世界44カ国、17,000人以上が本コースを受講した。
(Future Learn:https://www.futurelearn.com/courses/fashion-and-sustainability
 

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レポート:Session3 なぜ今サステナビリティを推進するのか?

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4/24(水)、渋谷のTRUNK (HOTEL) にて「Fashion Revolution Day 2019」が開催されました。

昼の部では、環境省と豊島(株)、VOGUE JAPANとケリング・グループ、H&Mとストライブインターナショナル(株)、特定非営利法人ゼロ・ウェイストアカデミーとパタゴニア日本支社によるトークセッションの4部構成。

夜の部では若者に人気のウェブマガジン・NEUT Magazineによるトークセッションと、ファッション業界の裏側に迫ったドキュメンタリー映画「ザ・トゥルーコスト」を上映。平日にも関わらず、350名以上が参加する大盛況のイベントとなりました。

 

INDEX:

Session1「ファッションと環境のつながり」
環境省大臣官房環境計画課企画調査室長 岡野隆宏氏 × 豊島株式会社 執行役員 営業企画室 室長 溝口量久氏

Session2「トレンドメーカーとしてできること」
『VOGUE JAPAN』編集長 渡辺三津子氏 
Kering Group Operations and Technology Material Innovation Laboratory (MIL) ディレクター Cecilia TAKAYAMA氏


Session3「なぜ今サステナビリティを推進するのか?」
H&M ヘネス・アンド・ マウリッツ・ジャパン(株) CSR サステナビリティ コーディネーター 山浦誉史氏 
(株) ストライプインターナショナル SDGs 推進室長 二宮朋子氏

Session4「今日からできるサステナビリティへの一歩」
特定非営利活動法人ゼロ・ウェイストアカデミー 理事長 坂野晶氏 
パタゴニア日本支社 ブランド・レスポンシビリティ・マネージャー 篠健司氏


Session3「なぜ今サステナビリティを推進するのか?」


H&M ヘネス・アンド・ マウリッツ・ジャパン(株) CSR サステナビリティ コーディネーター 山浦誉史氏

×

(株) ストライプインターナショナル SDGs 推進室長 二宮朋子氏

サステナブルは、「当たり前」!

全体

中央)H&Mの山浦誉史氏、(右)(株)ストライプインターナショナルの二宮朋子氏    写真:森田彩花

山浦:サステイナブルなものを、当たり前に手に届く形で提供することが私たち H&M のミッションであり、大きなブランドだからこそできるインパクトを意識しています。

 

「サステイナブル」とファッションにまつわる歴史的な流れは、1990年代から始まっています。1990年代から、徐々にアパレル産業全体で「児童労働問題」が浮上し、監査を開始しています。2013年には、バングラデシュの縫製工場が入居していたラナプラザが崩壊しました*1。その事故をきっかけに、サプライヤーリストの公開に踏み切った、という流れがあります。

 

H&Mのヴィジョンは、公正で平等な会社でありながら、循環的かつ再生可能なファッションへと変化を導くこと。つまり、環境と経済、人に対して包括的にアプローチしていくことです。2020年までには、全てのコットンをオーガニックコットンに、そして2030年までの全ての素材をサステイナブルに切り替える方針を打ち出しています。

 

山口:なるほど、ブランド全体で「サステナブル」を前面に押し出しているのですね。具体的に、どのような取り組みをされていますか?

 

山浦:実際には、古着回収サービスや「コンシャスライン」を展開しています。消費者もサステナブルな選択ができるように、毎年「Conscious Exclusive*2」というコレクションを展開し、サステイナブルな素材を使った「ハイエンド」なコレクションを製作しています。

例えば、オレンジファイバーのようなセルロース繊維であったり、昨年はリサイクルナイロン(漁業用ネット)を使用したアイテムを製作しました。

 

山口:先進的なテクノロジーを用いながら新しい取り組みをされているのですね。

先日広瀬すずさんを起用したCMが話題を呼んでいる、ストライプインターナショナルさんは、どのような取り組みをされていますか?

 

 

 

二宮:動画をご覧いただき、ありがとうございます。ストライプインターナショナルでは、世界12カ国、約300工場と提携し、服を生産しています。その中で、フェアサプライチェーンマネジメント委員会*3 を設立し、経営者のインタビューやメディカルセンターがきちんと運営されているかなど、細かくチェックを行なっています。今年、新たな試みとして、インスタグラムでアカウントを作成*4 し、生産者の声を消費者の方にお届けしています。

 

山口:マスのブランドであることで、「大量生産」や「大量廃棄」をある意味”推進してきた”と言えると思うのですが、それぞれどのような転機で「サステイナブル」に取り組み始めたのですか?

 

H&M

写真:森田彩花

山浦:どのポジションにおいても、サステイナブルであることは当たり前。私たちのようなマスのブランドは、小売だけでなくファッション業界全体に与える影響が大きいので、企業として取り組まなければならない、と思っています。将来ファッションを楽しむためには、今環境面にも配慮する必要がありますし、私たちだけでなくファッション業界全体で取り組まなければ、と思います。

 

二宮:サステイナビリティを意識しないと、会社としてもサステイナブルな運営ができませんし、後の世代へも続いていきません。自分たちが楽しんで終わり、ではなく、次世代にツケを回さない意識が大切ですね。

 

そもそも、必要な「生産量」を考えるために、AIを使った生産量のコントロールも行なっています。捨てられていった先も消費者が意識できるようなアプローチも必要です。まさに、持続可能な資本主義、を目指して。

 

今日(4月24日)から先行で行なっていますが、ショッピングバッグの「有料化」も行なっています。なぜ今までショッピングバッグが「無料」だったのか、考えるきっかけにしたいと思っています。今後素材自体を紙に変えていき、より環境負荷がかからないように工夫をしていきます。

 

山浦:確かに、ショッピングバッグもそうですが、プラスチックの問題ってものすごく複雑ですよね。洋服とショッピングバッグのプラスチックの問題は別に考える必要があるな、と思います。全てを白黒つけられるプラスチックに関する情報はまだ少ないものの、なるべくプラスチック自体の使用料を減らすことが必要です。加えて、廃棄量を減らす必要もありますね。H&Mでも、ショッピングバッグの有料化に取り組んでいて、その代金はWWFジャパン様への寄付が決定しています*5。

ちゃんとサステイナブルなプラットフォームを消費者の方々に提供することで、消費のマインドセットを変えていくことが必要です。そのために、消費者との新しいコミュニケーションを意識しています。

 

山口:「コミュニケーション」とありますが、実際に消費者や社内のサステイナブルへの理解は得られているのでしょうか?

 

山浦:確かに、ショッピングバッグの有料化に対して、今までお金をいただいていなかったものを有料化することに、消費者の方への申し訳なさもありますが、ポジティブな変化もあります。社内でもその影響を共有したりして、社員間のコミュニケーションも図っていますね。

 

二宮:変化すること自体に抵抗を感じる消費者もいらっしゃいますよね。ただ、「将来地球にどうなっていて欲しいか?」を考えていただくきっかけを、私たちから提供することが大切だと思っています。

 

山口:正直、このようなサステイナブルな取り組みをされている中で、消費者に「表面的なものなのでは?」と指摘されることはありますか。

 

山浦:そういった批判は、「誤解」の中で生まれると思っています。消費者がちゃんと私たちの取り組みやサステイナブルに対して理解できるような「接客」が大切です。例えば、自分自身も、接客に必要な情報を提供してそのフォローアップを行っています。店舗のフォローアップに貢献していくことが重要ですね。

 

ストライプ

写真:森田彩花

二宮:私たちは、実際に「エシカル」ってなに?という問い合わせを受けることが多いです。中には、「ブランド名が『エシカル』に変わるのか?」という問い合わせもあります。

この取り組みって上辺だけでは?と思う方は、もともと「エシカル」を知っていて、その上でその「本気度」を見ている段階にいる方。

「エシカル」は日本語に訳しにくいですから、まずその現場に目を向けることが必要ですね。まさに、「見つける」「広がる」の段階だと思っています。

 

山口:H&Mさんやストライプインターナショナルさんのように、具体的なアイデアを形にできるブランドがある一方、何からやったらわからないという企業もあるのではないでしょうか?

 

山浦:確かに、あると思います。私自身も、何度か他の企業に向けて講演をしたりして、企業がサステイナブルに取り組むためのアイデアや情報を共有しています。

 

二宮:その企業の中だけではなく、業界全体で知識を共有するべきですよね。

 

山浦:そう思います。他の業界から学べることは多いですから。課題の共通点をシェアすることも、大切だと思います。特に、サステイナビリティ自体「横文字」の言葉なので、外のサステイナブルな取り組みを自社に取り入れればOK、と思ってしまっているところもあるのではないでしょうか。ただ取り入れるだけでなくて、自社の内側から課題を深掘り、気づくことも大事ですよね。

 

二宮:そうですね。まずは「自社がやっていることはそもそもサステイナブルなのか」を考えるといいですよね。

 

(文:小澤茉莉)

 

ーーーーーーーーーーー

 

*1:バングラデシュの首都ダッカ北西約20kmにあるサバールで、8階建ての商業ビル「ラナプラザ」が崩壊。このビルには銀行や商店と共に、欧米の衣料品ブランドであるマンゴ、ベネトン、プライマークなど27のブランドを対象とする5つの縫製工場が入っており、この事故で1134人が死亡、330人が行方不明となった。

(参考)Sustainable Japan:

https://sustainablejapan.jp/2015/08/24/ranaplaza/18224

 

*2:全てのアイテムにオーガニック・コットン、テンセル、リサイクル・ポリエステルなど、サステイナブルな素材を使用。フラワープリントのセパレートや軽やかなドレスなどが揃い、全てのアイテムにアースカラー、ブラッシュピンク、ホワイトなどのカラーがあしらわれ、サステイナブル・ファッションの未来に向けて企業としての責任および変化を目指したステートメントが見られる。

(H&M:https://about.hm.com/ja_jp/news/general-news-2019/h-m-conscious-spring2019.html

 

*3:フェアサプライチェーンの実現に向けて、2014年に「フェアサプライチェーン」の取り組みをスタート。つくる人も着る人も“フェア”なサプライチェーンの実現に取り組み、日本の生産部門と海外の監査員および労働問題を専門とする弁護士で「フェアサプライチェーン委員会」を設置。生産を委託する工場へ人権デューデリジェンスおよび品質向上の目的で監査を実施し、より良い労働環境で生産が継続できるような活動を継続している。

(ストライプインターナショナル:https://www.stripe-intl.com/csr/category_detail26.html

 

*4:提携工場の生産者を紹介している。

stripe_imadeyourclotheshttps://www.instagram.com/stripe_imadeyourclothes/

 

*5:アパレルブランドでは国内初となる取組として、プラスチック製のショッピングバッグから紙製のショッピングバッグへ切り替え、有料化も開始。日本で使用される紙製ショッピングバッグは全てFSC®認証紙、もしくは100%再生紙、かつ日本国内で製造されたものを使用するなど、極力環境への負荷を低減する様に配慮。販売額から製造コストを除いた余剰金は、WWFジャパンへ寄付され、寄付金は、日本のプラスチックごみ問題の解決を含む海洋環境保全活動全般、 および日本国内の淡水や海に関する自然環境保全活動に活用される。

(WWFジャパン:https://www.wwf.or.jp/corp/info/3894.html

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レポート:Session4 「今日からできるサステナビリティへの一歩」

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4/24(水)、渋谷のTRUNK (HOTEL) にて「Fashion Revolution Day 2019」が開催されました。

昼の部では、環境省と豊島(株)、VOGUE JAPANとケリング・グループ、H&Mとストライブインターナショナル(株)、特定非営利法人ゼロ・ウェイストアカデミーとパタゴニア日本支社によるトークセッションの4部構成。

夜の部では若者に人気のウェブマガジン・NEUT Magazineによるトークセッションと、ファッション業界の裏側に迫ったドキュメンタリー映画「ザ・トゥルーコスト」を上映。平日にも関わらず、350名以上が参加する大盛況のイベントとなりました。

 

INDEX:

Session1「ファッションと環境のつながり」
環境省大臣官房環境計画課企画調査室長 岡野隆宏氏 × 豊島株式会社 執行役員 営業企画室 室長 溝口量久氏

Session2「トレンドメーカーとしてできること」
『VOGUE JAPAN』編集長 渡辺三津子氏 
Kering Group Operations and Technology Material Innovation Laboratory (MIL) ディレクター Cecilia TAKAYAMA氏


Session3「なぜ今サステナビリティを推進するのか?」
H&M ヘネス・アンド・ マウリッツ・ジャパン(株) CSR サステナビリティ コーディネーター 山浦誉史氏 
(株) ストライプインターナショナル SDGs 推進室長 二宮朋子氏


Session4「今日からできるサステナビリティへの一歩」
特定非営利活動法人ゼロ・ウェイストアカデミー 理事長 坂野晶氏 
パタゴニア日本支社 ブランド・レスポンシビリティ・マネージャー 篠健司氏


Session4「今日からできるサステナビリティへの一歩」

特定非営利活動法人ゼロ・ウェイストアカデミー 理事長 坂野晶氏

×

パタゴニア日本支社 ブランド・レスポンシビリティ・マネージャー 篠健司氏

「ゼロ・ウェイスト」をもっと気軽に

全体-2

(左)特定非営利活動法人ゼロ・ウェイストアカデミーの坂野晶氏 、(右)パタゴニア日本支社の篠健司氏 写真:森田彩花

坂野:NPO法人ゼロ・ウェイストアカデミー*1 は徳島県の上勝町を拠点に活動しています

。そもそも「ゼロ・ウェイスト」とは「ごみ・無駄」をゼロにするための活動のこと。世界的にみても、ゼロ・ウェイストを含めたサステナブルな社会のための取り組みは盛り上がっています。今年1月のダボス会議に共同議長として参加した際も、社会全体が成長戦略に据えながら循環型ビジネスへ取り組んでいくこと、そして取り組まない会社は淘汰されていくであろう、ということが指摘されていました。

 

「サーキュラー・エコノミー*2」のように、新しい資源を自然界からとるのではなく、すでにあるものを利用・再利用していくことが必要です。そして、そのためには様々なステークホルダーの連携が重要になります。ビジネスとしても、リサイクル技術や新素材の開発以上に、いかに消費者を巻き込み、製品の回収や修理などで消費者と「協働」できるようになるか、が鍵です。

 

一昨年から私たちは『ゼロ・ウェイスト認証制度*3』という新しい取り組みを始めました。もともとリサイクルできない性質のものや、高額な技術でリサイクルの実施が困難などといった課題がありました。そういった課題を乗り越えるために、みなさんと一緒に取り組めるものを作ろうと思ったのです。エシカルな商品を買おう、といった取り組みもあるものの、ダイレクトに「消費」にアプローチしにくい方もいらっしゃると思います。ゼロ・ウェイスト認証制度」では、より気軽にお店単位から始められる取り組みです。

 

今回初めてゼロ・ウェイスト認証制度」の詳細を公開します!なぜ「アパレル」に特化したのかというと、ファッション産業と環境問題が密接に関わっているという中で、ファッションブランドが製造過程において環境に配慮するだけでなく、消費者と直接繋がっている「アパレルストア」の役割を問い直すことが重要であるからです。

 

このセッションでは、「アパレルストア ゼロウェイスト認証*4」と照らし合わせながら、パタゴニア日本支社さんの取り組みを見ていきたいと思います!

 

篠:まず初めに、なぜパタゴニアが「ゼロウェイスト」をスタートさせたのかについて、そして私たちの取り組みがどのように『ゼロ・ウェイスト認証制度』と関わっているか、話していきましょう。

 

パタゴニアは、もともとアウトドアのカルチャーから始まっています。「アウトドア」という環境の変化を身をもって目の当たりにした経験から、環境問題に取り組んでいます。

私たちのミッションは「故郷である地球を救うためにビジネスを営む」こと。そして、最高の製品を作る、不必要な影響を最小限に抑える、ビジネスを手段として自然を保護する、従来のやり方にとらわれない、という「本質的な価値観」を大切にしています。こういったミッションやコアバリューを基盤に、一つ一つ行動に起こしています。

 

加えて、「ウェイスト戦略」も掲げています。個人の行動変容を通してウェイストの発生を最小化するとともに、グローバルすべての拠点において、適切な包括的リサイクル(再資源化)とコンポストのシステムを構築しています。また、リサイクル(再資源化)もコンポストもできない素材の調達をなくすため、各部門と協調してすべてのウェイスト発生源を管理しています。

 

坂野:長年ブランドの大きなコアとして、サステナビリティやゼロ・ウェイストに取り組まれているのですね。実際に「店舗」の中では、どう取り組まれていますか?

 

篠:それぞれ戦略を持って取り組んでいます。スタッフや社員など、「個人」の行動変容はとても大事です。「店舗」は、ただ商品を販売するのではなく、コミュニケーションをとる場所。かつ、その地域の店舗でしかできない「ローカリティ」も大事にしています。例えば、横浜の店舗では横浜にゆかりのあるブランドさんと一緒にゼロ・ウェイストマーケットを開催しました。他にも、ラッピングを一切しない、などといった工夫をしながら消費者の方々に参考にしていただいています。

 

ゼロウェイスト坂野:では実際に認証の項目ごとにお話を伺いたいと思います。

『CHOICE(店がお客様に提供する”サービス品”から使い捨て品を出さない、もしくは削減に取り組んでいる)』としては、どのような取り組みをされていますか?

篠:オリジナルな試みとして「使い捨て」を減らすために、使い終えた瓶などを活用して量り売りで販売を行なっています。他にも、10年以上前から100円のデポジット制で100%リサイクルのショッピングバッグを配布し、このショッピングバッグをまた店舗に持参いただくと100円をキャッシュバックする、という取り組み*5 も行なっています。

 

坂野:次に『LESS BOX(配送時は繰り返し使うことのできる資材やより簡易的な包装とすることでごみの発生を抑制しているか)』への取り組みはいかがですか?

 

篠:製品が入荷した際に使用した段ボールは再利用しています。全部社内から店舗へ「トップダウン」の中で行なっているのではなく、店舗スタッフ自ら工夫して取り組んでいます。改善の余地を考えながら、実際にアイデアと組み合わせています。

 

坂野:なるほど!店舗スタッフの方と協働しながら取り組まれているのですね。『SYSTEM(日常の業務で使用する紙類、備品の削減や代替品の使用により、ごみの発生を抑制しているか)』についてはどうですか?

 

篠:特にユニークなのは、文房具に関する取り組みです。ちょうど今日この場に実践している店舗スタッフが居ますので、その方から紹介していただこうと思います!

 

山本(横浜店スタッフ):横浜店では、備品の見直しを行いました。私自身勤務して10年経つのですが、以前から備品が気になっていて…。スタッフ全員で、備品の愛情とともに買いすぎない工夫をしよう、と取り組みを始めました。実際に、あえて「買う」のではなく、もともとあるもので工夫して備品を作ったり、それらの備品に全て値札を付けて物の価値を改めて知ってもらうようにしています。

 

坂野:お客さまには見えない部分でも、無駄をなくしていくことが大事ですね。『ZW WORKER(事業者及び従業員がゼロ・ウェイストについて理解し、自身が出すごみを削減していくために具体的な取り組みをしているか)』についても教えてください!

 

パタゴニア篠:「ゴミゼロランチ」という、ゴミを出さないよう工夫する日を作っています。どんなゴミの種類があるのか、その排出源は何か?を従業員全員で考える機会になっていますよ。加えて、ゴミ箱自体をなくして、そもそもスタッフがゴミを出さないライフスタイルになるよう工夫しています。

 

坂野:私自身もゴミ監査をする中で驚いたのが、店舗からでるゴミってスタッフが持ち込む飲食のゴミが多い、ということ。スタッフ自体が出すゴミに目を向けられているのですね!

 

篠:年度末のセール期にも、1日20〜30人のスタッフへの弁当のゴミをなくすために、実際にタッパーをあらかじめ渡してデリバリーしてもらっています。

 

坂野:徹底されていますね!次に、店舗設計からゼロ・ウェイストが取り組める『DESIGN(そのまま放置するとごみになるよな未活用資源や、修理・リサイクル可能な資材を店舗に取り入れているか)』は、いかがですか?

 

篠:新しい資材はなるべく優先度を下げて、古材を積極的に使用しています。例えば、広島の店舗では、製造過程で焼く必要のない二酸化炭素を吸収してできる特殊なタイルを使用しています。

 

坂野:なるほど!他にも、『REPAIR(長く使えるように製品の修理、メンテナンスができるサービスが整っているか)』の視点に立つと、ハンガーなどでも修理できる設計にしておくと、ゼロ・ウェイストに繋がりますよね。

 

篠:そうですね。私たちも、セルフで修理することを推進しています。例えば、『Worn Wear *6』というプロジェクトを実施し、お客さまに出来るだけ長く使っていただけるような取り組みをしています。

 

坂野:どういったメンテナンスをすれば良いかなど、情報提供からできることもありますからね!

 

篠:他にも、目白の店舗ではアップサイクル のワークショップとして、リターンされた服を再販することもあります。傷がついてしまった商品を、お客さまの手で生まれ変わらせるイベントも実施し、新しいものを作り出す喜びを体験していただきたい、と思っています。

 

坂野:「リセーラビリティ(再販)」の価値観も大切にされているのですね。

今日ご紹介したゼロ・ウェイスト認証制度は、色々な方を巻き込めるように項目をたくさん作っています。パタゴニアさんだけではなく多くのブランドさんに、この認証であげられている視点を持って消費に対してアプローチしていただきたい、と思います。

 

篠:サステナビリティは、今生きている私たちだけでなく、将来の人々のニーズを充しながら進めて行かなければなりません。喫緊の課題としては「気候変動」がありますよね。細かくこの認証を見ていくと、この課題にアプローチできることがたくさんあります。今の状態を知りながら、その中でどこがインパクトが大きく、かつ、消費者と一緒に取り組めるか考えていくことが必要ですね。一緒にゴミのない未来を作りたいですね!

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

*1:「人の意識・行動を変える」「ものを使う人・使い方を変える」「社会の仕組みを変える」ことで、「ごみ」をごみでは無くすことに取り組む、非営利活動法人。

(特定非営利活動法人ゼロ・ウェイストアカデミー:http://zwa.jp/

 

*2:これまで提唱されてきたような資源循環の効率化だけでなく、原材料に依存せず、既存の製品や有休資産の活用などによって価値創造の最大化を図る経済システム。

(CSR Communicate:http://www.csr-communicate.com/qa/20160422/csr-30176

 

*3:個人だけではなく事業者によるごみの削減を促し、ゼロ・ウェイストな取り組みをしている事業者が広く評価され、その取り組みがブランド価値となることを目指す。実際に取り組む事業者にとって、廃棄物削減・発生抑制の取り組みへのアドバイスが受けられ、社員・スタッフの教育機会や関心を同じくする同業者との交流機会が増えるとともに、廃棄物削減・発生抑制への取り組みがブランド価値になり、ゼロ・ウェイストやサステナビリティに関心の高い顧客層の獲得に繋がる、という価値提供を行う。

特定非営利活動法人ゼロ・ウェイストアカデミーhttp://blog.zwa.jp/?eid=1189

 

*4:「アパレルストア」に向けた認証制度。スタッフへの教育、ごみの適正リサイクル、取り組みへの長期計画策定を前提条件とし、9つの項目で認証を付与している。

(ゼロ・ウェイストアカデミー:http://zwa.jp/news/zerowasteaccreditation_fashion/

 

*5:買い物の際にマイバックを持参していない場合、持ち帰り袋のデポジットとして100円を支払う。袋を利用した後、不要となり直営店に返却する際にデポジットの100円を返金する仕組み。この持ち帰り袋には、同社製品の流通段階で梱包材として使用されている低密度ポリエチレン素材のプラスチック袋をリサイクルした材料など、100%再生原料を使用。さらに返却された袋もリサイクルされる。

(参考)湘南経済新聞:https://shonan.keizai.biz/headline/668/

 

*6:Worn Wearは着ることについてのストーリーを祝い、ギアを長く使ってもらい、修理不能になったパタゴニア製品を簡単にリサイクルするための方法を提供するプログラム。

(パタゴニア:https://www.patagonia.jp/worn-wear.html

 

 

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レポート:トークセッション 「NEUT Magazine×FASHION REVOLUTION」

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4/24(水)、渋谷のTRUNK (HOTEL) にて「Fashion Revolution Day 2019」が開催されました。

昼の部では、環境省と豊島(株)、VOGUE JAPANとケリング・グループ、H&Mと(株)ストライプインターナショナル、特定非営利法人ゼロ・ウェイストアカデミーとパタゴニア日本支社によるトークセッションの4部構成。

夜の部では若者に人気のウェブマガジン・NEUT Magazineによるトークセッションと、ファッション業界の裏側に迫ったドキュメンタリー映画「ザ・トゥルーコスト」を上映。平日にも関わらず、350名以上が参加する大盛況のイベントとなりました。

 


INDEX:

Session1「ファッションと環境のつながり」
環境省大臣官房環境計画課企画調査室長 岡野隆宏氏 × 豊島株式会社 執行役員 営業企画室 室長 溝口量久氏

Session2「トレンドメーカーとしてできること」
『VOGUE JAPAN』編集長 渡辺三津子氏 
Kering Group Operations and Technology Material Innovation Laboratory (MIL) ディレクター Cecilia TAKAYAMA氏


Session3「なぜ今サステナビリティを推進するのか?」
H&M ヘネス・アンド・ マウリッツ・ジャパン(株) CSR サステナビリティ コーディネーター 山浦誉史氏 
(株) ストライプインターナショナル SDGs 推進室長 二宮朋子氏


Session4「今日からできるサステナビリティへの一歩」
特定非営利活動法人ゼロ・ウェイストアカデミー 理事長 坂野晶氏 
パタゴニア日本支社 ブランド・レスポンシビリティ・マネージャー 篠健司氏




トークセッション「NEUT Magazine×FASHION REVOLUTION」

LEBECCA boutique ディレクター:赤澤える 氏

クリエイター/432ディレクター:TIA氏

ライター/翻訳家/マーケティングコンサルタント:タニムラリサ氏

(モデレーター)平山潤 氏 (NEUT Magazine創刊編集長)

これからの「ファッション」

全体

(左から)NEUT Magazineの平山潤氏、LEBECCA boutique ディレクターの赤澤える氏、ライター/翻訳家/マーケティングコンサルタントのタニムラリサ氏、クリエイター/432ディレクターのTIA氏            写真:森田彩花

平山:「NEUT」とは、「ニュートラル(NEUTRAL)」と「イモリ(NEWT)」の意味を掛け合わせた造語です。ニュートラルには「偏らない、排除しない」という意味があり、そんなイメージで社会課題にアプローチする記事を配信しています*1。NEUTでもファッションx社会問題をテーマにした記事を扱っていますが、「エシカル」や「サステナビリティ」という”言葉”はほとんど使ってはいません。今日は『Fashion Revolution Day』ということで、「これからのファッション」をテーマにみんなで考えていけたらな、と思っています。

 

赤澤:たしかに、「エシカル」はわかりやすく「記号的」に使われているイメージがあるな。私は『LEBECCA boutique*2』というブランドのディレクターをしていて、「ファッション」に対して誠心誠意取り組む中で、この「エシカル」という言葉に出会いました。NEUTさんとは『赤澤えると「記憶の一着」』という連載*3 でご一緒しています。

 

タニムラ:私はファッションやフェミニズムをテーマにライターしています。以前、外資系の化粧品会社でマーケティングをしていた経験もあります。今は起業準備中!

 

TIA:普段は翻訳家として活動しています。去年「ビーガン」をテーマにしたZINE(雑誌)のNECTORを製作しました。古着を取り扱ったオンラインショップ『432*4』も運営しています。

 

平山:NEUTの5月のテーマは「ファッションxゴミ」の特集*5。その流れで、TIAさんに取材したんだよね。ちなみに、みんなの今日のファッションポイントは何ですか?

 

赤澤赤澤:この服は、買い付けしていた古着の中から見つけたもの。この型から作った洋服が、LEBECCA boutiqueで最初に販売した「勝負する日のワンピース」!とっても思い入れのある服です。

 

タニムラ:今着ている古着のトップスは10年くらい着ています。中学生の時に買ったもの。私の服はどれも何年間も繰り返し着ているものばかりだな。

 

TIA:私も、ほとんど持っている服は古着!

 

平山:このトークセッションの前に、僕たちで「なんでファッションが好きか」を話していて思ったのは、ファッションは「自己表現だ」という共通認識があること。

自分自身を表現するために服を買うっていうような。普段どんな基準で服を買っています?

 

TIA:古着だったら、長く着れるものかな。ボロボロになっても味があるし、修理してリメイクしたり、今着たい感じに変える楽しさもあるから。新しいものだったら、下着を買うくらい。オーガニックのものを買うようにしているよ。

 

タニムラ:服を買うときは、まず最初に「デザイン」、その次に「値段」、「ストーリー」って感じ。最近は「この服を何年着るか」っていう基準を持っています。10年後もこの服を愛していけるか?この服にときめくか?を考える。普遍的なデザインも好きですね。

 

平山:ブランドのストーリーだけじゃなくて、届けているブランドがちゃんと買い手の生活に入り込んでいるかっていう視点も大事だよね。

 

タニムラタニムラ:正直、生産過程における「労働環境」はちゃんと見れていないかも。デザイナーの想いは特に注意して見ているな。

 

赤澤:服を買うときの「納得感」も大事ですよね。私の場合、「ときめき」を何より大切にしています。たしかに労働環境も大事だけど、まず自分が「かわいい」って思ったり、「このデザインどこにもない!」って思ったら買ってる。たとえ、そのブランドの労働環境や生産背景を調べて出てこなくても。

 

平山:なるほど。一人一人服を買うときの「基準」は違うけど、それぞれどんなブランドがこれからも残っていくと思う?

 

赤澤:ファッションは「自分の内面の一番外側」。つまり、「裏側」をちゃんと話せるブランドが選ばれていくのではないかな。最近、生産背景をちゃんと伝えるブランドもたくさん出てきたりしているし。ちゃんと話せないブランドは消えていくんじゃないかな。

 

平山:今は「エシカル」はコミュニケーションとして使われているよね。これから「服」自体がどう変化していくと思う?最近、フランスで服の廃棄を禁止する法案*6 に向けて取り組みが進んでいるよね 。今後の服の「巡り方」ってどうなるんだろう?

 

タニムラ:個人的に「リセーラビリティ(再販)」は気になってる。これからは洋服を「買う」ことがなくなって、「シェア」することが主流になると思うな。着たいときに着られるものを借りる、とか。

 

赤澤:そうだよね。どんどん服の流れが「循環」すると思う。今って、フリマアプリとかで自分から服を「売る」ことが簡単になってるもんね。他にも、販売会とか、友達に譲るとか、手放すことがもっと普通になりそう。

 

TIA:今あるものを大事に使って、いらなくなったら友達と交換(スワップ)したり、ね。

 

平山:リサたちも、今後スワップするイベント考えてるんでしょ?

 

タニムラ:考えてる!

 

平山:イケてる服がどんどん流通したら良いよね!

映画「ザ・トゥルーコスト」を観る前に、このトークの中で今日からできることを考えたいな。個人的には、「ソリューションジャーナリズム*7」という考え方に注目しています。簡単に言うと実情を伝えるだけではなく、もっと読者がアクションを取りやすいような情報を発信するジャーナリズムのこと。

 

TIATIA:そうだね。私が思う「今日からできること」は、消費者としてその購買パワーを意識をしながら、お金が与えるエネルギーを感じること。ただ表面的に購入するのではなくて、その奥を感じて買うこと、かな。

 

タニムラ:「カーボンフットプリント*8」を意識したい。服が作られて廃棄やリサイクルされていく過程で、どれくらい環境に影響を与えているのか、考えていきたいな。

たしかに、何かを変えたいときって「何かをしなきゃ!」と思うけど、本当はそうじゃなくて単純に「洋服を買わない」って言うのも、一つのソリューションだよね。洋服を買うときに、本当に自分に必要なのか考えるのも、今日からできることだと思う。

 

赤澤:これから上映される「ザ・トゥルーコスト」はファッション業界の過激なところだけを切り取っていると思っていて。この映画を観るだけで、ファッション全体の事を考えるんじゃなくて、これはその「一部」だって思ってほしい。自分自身が「今を生きている人間」として何ができるかを考えることが大切だと思うな。

 

タニムラ:白黒はっきりつけるんじゃなくて、少しずつ100%目指したいファッションに近づけると良いよね。

(文:小澤茉莉)



ーーーーーーーーーーー

 

*1:2018年10月1日に、ウェブマガジンBe inspiredが「NEUT Magazine」へリニューアル。ニュートとは「何にも偏らないさま」を意味する【NEUTRAL/ニュートラル】を省略した造語。“Make Extreme Neutral(エクストリームをニュートラルに)”を掲げ、マスメディアでは取り上げることがタブーとされるようなセックス・政治・人種の問題や、さまざまな業界で常識を覆すような新しいアイデアを提案している人、アクティビストなどの、世間で<エクストリーム>だと思われるようなトピック・人に光を当てている。より多くの人に「先入観に縛られない<ニュートラル>な視点」を届けていくメディアとして活動。

(NEUT:http://neutmagazine.com/

 

*2:赤澤える氏がディレクターを務める、オリジナルアイテムと古着を展開するアパレルブランド。

(LEBECCA boutique:https://lebecca-boutique.com/

 

*3:『赤澤えると「記憶の一着」』。たくさんの服が捨てられる世の中で、残る服って何だろう。それはどうして残るのだろう。それを手放す時ってどんな時…?思い出の服を持ち寄り、服の価値、服の未来、ゲストのお話をヒントに考えていく赤澤える氏の連載。

http://neutmagazine.com/tag/eru-akazawa-memorable-clothes/

 

*4:古着や一点物のリメイクを主に扱うアパレルショップ。

(432:https://www.yonsanni.com/

 

*5:TIAさんへのNEUTインタビュー記事。

(NEUT:http://neutmagazine.com/feature/wasted-love/

 

*6:フランスで、環境保護や循環経済の実現を目指し、在庫や売れ残り品の廃棄を禁止する法案の準備が進められている。

(参考)WWD:https://www.wwdjapan.com/850342

 

*7:取材と報道で社会問題などの実態を伝え、その背後に潜む課題もあぶりだしながら、解決策を模索する場づくりもするというのがソリューション・ジャーナリズムの基本的なコンセプト。

(参考)東洋経済ONLINE

https://toyokeizai.net/articles/-/150737

 

*8:直訳すると「炭素の足跡」。商品やサービスの原材料の調達から生産、流通を経て最後に廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算したもの。

(参考)Sustainable Japan:https://sustainablejapan.jp/2016/02/04/carbon-footprint/21073

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私の足元を彩るのはコーヒーやハーブティー?~CONVERSEよりエシカル商品が8月に新発売~

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図1

廃棄食材で染める“コーヒースニーカー”誕生

 

「FOOD TEXTILE」(以下、フードテキスタイル)は、繊維専門商社の豊島株式会社(代表取締役社長:豊島半七、名古屋市中区錦 2-15-15)が展開するプロジェクトブランドです。廃棄予定の野菜や食材を染料として活用しています。
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そんなフードテキスタイルが今回コラボレーションするのは、100年以上前から今日まで愛されるコンバース。「BEYOND THE STANDARD」がテーマな19秋冬コレクションの中でも、環境に配慮したエコ素材を実験的に使用し紹介する「converse e.c.lab(コンバース イーシーラボ)」というシリーズより第一弾エシカルモデルが8月に3色展開で新発売となります。

 

ここで注目したエシカルポイントは2つです。

 

1つ目は言うまでもなく、フードロスに取り組むために廃棄食材で色が染められてい私もると言うこと。今回はドリップコーヒーの出涸らしの他、ハーブティーの規格外品、桜の花びらのカラーが使用されています。

 

2つめはソールにリサイクルラバーが使用されていること。アメリカマサチューセッツ工科大学の調査*によれば、スニーカーの製造において使わなかった材料は廃棄されてる事が多く、製造工程も複雑なため温室効果ガスの排出量が多いのだとか。今回は特に環境に悪いと言われているソールの製造にリサイクルされた素材が使われています。
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コラボレーション商品の紹介

 

Drip Coffee

図4カフェで提供するドリップコーヒーの出涸らしを、染料として再利用したブラウン系のカラー。

 

 

 

Blue Mallow

図5世界51カ国の提携農園から厳選したオーガニックハーブや精油などの他、ハーブ、アロマテラピー、スーパーフード関連商品を取り扱う「生活の木」。その中の鮮やかなブルーが美しいハーブティー「マロウブルー」の規格外品の残渣を使用しています。

 

 

Sakura

図6日本を代表する花・桜。見頃を終え、散った花びらから色を抽出しています。

東日本大震災の風化防止を目的に津波の到達地をはじめ被災地に桜を植える活動への基金付きです。

 

 

 

エシカルなだけではなく、食品本来のナチュラルな色がコンバースを彩っておりファッション性も優れいているのは嬉しいポイントですね。お気に入りの1足を見つけて夏の旅行に出かけてみては?

Converse 19AWページこちらより

 

(文:Akari)

 

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リサイクルされたペットボトルの行方。~マイクロファイバーとは~

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「リサイクル素材だから、買っても安心」はどこまで通用する?

 

ファッション業界でも、リサイクル素材が使われています。その中でも特に多いのがポリエステルです。ポリエステルはプラスチックから出来ており、ペットボトルをリサイクルして作られることもあります。

 

「リサイクル素材です」と聞くと、ちょっと安心する。エシカルファッションに興味を持ち始めると、選択肢が増えたことに嬉しくなりますよね。

しかし「リサイクル」というその5文字に含まれるのは、良いことだけなのでしょうか?もちろんリサイクルしないよりは、することが大切です。ただ、リサイクルをすること=善というのは正しいのでしょうか?

 

合成繊維を洗うたび、海に流れるマイクロファイバー

ここでご紹介したいのが、「マイクロファイバー」です。合成繊維から出来た洋服を洗うごとに下水を通り、その小ささから湖、川、海水まで到達してしまう小さな小さなプラスチック。

 

「合成繊維」と言うと、自分とはかけ離れているような気がします。ただ、先ほどご紹介したリサイクル素材の「ポリエステル」と聞くとどうでしょうか?ヨガウェア、フリースなんて聞くとさらにどうでしょうか?ポリエステルは地球上にある60%以上の洋服に使われているとも言われています。そして、プラスチックが原材料のポリエステルを含む合成繊維は、マイクロファイバーの原因となっています。

 

マイクロファイバーが海に到達し、私たちに戻ってくるまでのサイクル

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洋服は化粧品に比べて16倍のマイクロファイバー汚染を海に流している

もう一度マイクロファイバーについて詳しく考えてみましょう。例えばヨガのレッスン後、いつものヨガパンツを洗うたびに小さい繊維が下水を流れます。フィルターも潜り抜けるほど小さなマイクロファイバーは海へと到達します。それだけでは止まらず海では他の汚染物質を吸収し、より大きな汚染物質へと成長します。それを魚が食べ、成長した魚は私たちの食卓に帰って来ます。

 

ペットボトルをリサイクルしポリエステルが出来あがる。そして、新たな洋服として生まれ変わると言うのは、現在私たちがペットボトルをゴミとして捨てずに再利用する一つの手段でもあります。同時に、すでに地球上に住む全ての人口に対して、1人あたり2億個分程度のマイクロファイバーが海に流れていると予想されているのも事実です。

 

 

 

 

あなたには何が出来ますか?

6月8日はWorld Ocean Dayでした。私たちの母なる海に対して「考えた」という人も、「そんな日があったのか」という人もいるのではないでしょうか?

今回のマイクロファイバーのように、善だと思われてきたことに副作用が垣間見えることは今後増えてくるのではないかと思われます。そのため、自分の消費行動における一連の流れを知ることも、エシカルファッションの第一歩なのでかもしれません。

 

また具体的に、ペットボトルの消費量を1日1本から2日で1本に減らしたり、ポリエステル製ではなくオーガニックコットン製のものを選ぶなど少しの努力がエシカルファッションに繋がるのではないでしょうか?

 

来たる7月15日、日本の「海の日」では、自分がどれだけポリエステルにお世話になっているかクローゼットを調べてみては?

 

(文:Akari)

 

 

マイクロファイバーに関してもう少し知りたい方は、こちらより。

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新たなアイディアが「サステナビリティ」を加速する。

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新興ブランドから学ぶこれからの服の売り方つくり方

レポート:Shibuya Fashion Valley meet up Vol.2 Tokyo

ファッションの街渋谷。しかし、最近はものを売るだけではなく、アイディアが生まれる場所として注目されています。

WWD JAPANにて『”渋谷ファッションバレー”を追え!』(3月18日号)というタイトルの特集が組まれるほど、新しい風が吹きつつある業界において各ブランドの取り組みがピッチ形式で紹介されました。今回はその内容を踏まえ、サステナブルファッションについて考えていきたいと思います。

 

全てのファッション業界人を支える仕組みを整える主催者3社の紹介

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READY TO FASHION代表 高野総司さん

今回のイベントを主催された3社のうち、一つも従来の「ファッションブランド」が無かったのも、このイベントの特徴だったのではないでしょうか。デザイナーやブランドをマネジメントし、新たなビジネスを活性化させるnullbet inc.。1万ものブランドやユーザーが登録する衣服生産プラットフォームの株式会社sitateru。ファッションに携わる人が気軽に出会えるプラットフォームを提供するREADY TO FASHION inc.。その切り口は違えども、3社ともファッション業界を形成する「人」が個人の才能や時間を最大限に活用できるようなサービスを提供しています。

 

ファンを熱狂させるミレニアルブランド人気の理由

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手前より:RiLi 渡邉麻翔さん、Cohina 清水葵さん

第2セッションでは若きミレニアルブランドがお客様を熱狂させている秘訣について解説。Sサイズ女性のための綺麗めカジュアルブランドCohina代表 清水葵さんと、感性やファッション以外のライフスタイルにも焦点を当てるメディアRiLi代表 渡邉麻翔さんが消費者とのコミュニケーションの取り方について解説されました。

 

ここで、注目したいのがお2人ともインスタグラム等のプラットフォームを情報発信の場ではなく、「受信」の場として使用しているということ。当たり前ですが、お客さんが欲しいものを商品として提供できれば無駄も少ないですよね。一方的な消費行動を促すだけではなく、お客様からの反応を上手に活用している双方向からのものづくりが新たなブランドのあり方だと考えさせれた参加者も多かったのではないでしょうか?

 

サステナブルなものづくりへの挑戦

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手前より:sitateru 若尾真実さん、Synflux川崎和也さん

最後のセッションでは、「サステナブル」と「ものづくりに」焦点を当て、3社の考えが発表されました。

アルゴズミックチュールという、データによってzero wasteを目指すオートクチュール技術を研究するSynflux 川崎和也さん。居心地の良いユニセックスウェア・レーベルHATRA 長見佳祐さん。1点ものにこだわるtodo、vintageものをアップサイクルをするsomedayの2ブランドを展開する横澤琴葉さん。どのブランドも「サステナブル」を意識している訳ではないが、気がつけばサポートする立場になっていた、というような状況にあるように感じました。


夏のリゾートバイト募集中!〜エシカルファッションを現地で体現しよう

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End Child Labor #1

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夏休みは有害な農薬が撒かれる農園でのコットン採集へ!

夏のインド。暑さの中、観光名所を通り越え農園でコットンを採集して過ごしてみるバカンスはいかがでしょうか?対象は5歳以上であれば誰でもOK。リゾートバイトなので未経験でも大歓迎です!日給はなんと¥140で、福利厚生も充実しています。住み込みで食事はなし、1日12時間を有害な農薬にまみれながら過ごして頂けます!出費がかさむ夏休みは、体を犠牲にしてでもコットン農園で稼ぎましょう!

何かこの求人広告に違和感を覚えませんか?これがとある子供の労働環境なのです。ファッションのサプライチェーンを自分の全て確認するのは難しく、原料調達よりも生産過程に目がいきがちかもしれません。しかし、エシカルファッションの視点から考えると、農薬を浴びて育つコットンを手で摘んでいるのはそんな子供たちかもしれません。

 

1億5,200万人にものぼる児童労働者の数

End Child Labor #2

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2017年時点で、ILO(国際労働機関)発表推計によれば世界では1億5,200万人もの児童労働者がいます。これは日本の人口をはるかに上回る数です。2000年頃は2億人を越える数が推定されているので、そこから進歩していることは間違いありません。ただし現在の数も世界の子供の10人に1人です。決して、少ないとは言い切れないのではないでしょうか?

家の手伝いと児童労働の違いとは

15歳未満(途上国は14歳未満)、つまり義務教育を受けるべき年齢の子どもが教育を受けずにおとなと同じように働くことと、18歳未満の危険で有害な労働が国際条約の定義では「児童労働」とみなされています。

 

動画を再生するだけで参加できる 「End Child Labour」プロジェクト

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現在、日本企業の外国人雇用をサポートする株式会社グッドマンサービスは運営する求人サイト「リゾートバイト.com」上に、2019年6月12日(水)の「児童労働反対世界デー」より非人道的な求人情報及び期間限定ムービー「Cruel Recruitment/残酷な求人」を公開しています。

ムービーは8月12日(月)まで、1再生につき1円の寄付へとなります。寄付先は世界最大の国際人権NGOの日本支部「アムネスティ・インターナショナル日本」と児童労働の撤廃と予防に取り組む国際協力NGO「ACE」。これが、誰でも参加できる児童労働撲滅「End Child Labour」プロジェクトです。

 

目には直接見えにくい児童労働も、知ることで力になる。

自分が知らない間に児童労働の消費者側になってしまっていることはいつでも有り得ます。自信を持ってエシカルファッションを体現できていると言い切れるようになるためには更なる勉強が必要なのではないでしょうか。少しずつでも1人1人が知識をつければ大きな力となり少しでも過酷な環境で働く子供たちを減らすことができるようにしたいものですね。

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(文:Akari)

 

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年間10億着の新品な洋服は捨てられている?〜衣服の大量廃棄と労働問題〜

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服が生まれてから死ぬまでの旅路を取り巻く外的環境

レポート:お直しの社会勉強会「FORUM 0704 2019」

ファッションビジネス学会主催の、SDGsを実践している様々な登壇者を踏まえた勉強会が文化学園で開催されました。3部構成のこの会で、特にエシカルファッションに関係があった朝日新聞東京本社 オピニオン部 記者藤田さつきさんと、NPO法人 POSSE ボランティアスタッフの岩崎誠さんによる講演「衣料の大量廃棄は労働問題に繋がっているのか」を中心に服の生産から消費までを考えて行きたいと思います。

なぜ新品の在庫が捨てられてしまうのか?

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朝日新聞 藤田さんの推測では10億着の洋服が捨てられていることが判明しています。今では定着した「ファストファッション」の急速な成長により、1990年代と比べると生産されている服の量は約2倍にもなっていることをご存知でしたか?人口はその頃と比べ、増えているとは言えども消費量が大きく変わっている訳ではありません。つまり、売らなければいけない洋服は過多になる反面、単価はどんどん下がり、最終的には極端なセールが増えるエコシステムが生まれたことが説明されました。

消費者側からすると願ったり叶ったりな状況です。欲しいものはどんどん安くなる。「セール時期まで我慢しよう」なんて今では賢いお買い物術の1つとなりましたよね。しかし、同じ賃金で倍の洋服を求められる生産側に負担がいくことは間違いありません。

 

生産者としてのの葛藤

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ブランド側が生産量を少なくすれば解決する問題なのではないか?単純に考えればそれで筋は通りますが、そんなに簡単ではないのがこの業界の難しいところです。年2回のシーズンでものを作り買わせる仕組みができてしまっている以上、まだその波を壊すほど自信を持って製品を作っているブランドは少ないのかもしれません。またブランディングという理由で安価な製品をセール品として出すよりも廃棄した方が良い、在庫は棚卸資産として課税対象となるため捨てた方が節税対策になる、のように消費者側からすると安くても売った方が良いのでは?と思ってしまうような状況が作り出されているのも事実です。

 

ブランドより川上の工場内での労働環境はどうでしょう。POSSE 岩崎さんによるとバングラディッシュやベトナムだけではなく、日本でも厳しい環境を強いられている人々がいます。「技能実習生」という海外からの労働者の方が日本にもいることはご存知でしょうか?数ヶ月前に今治タオルに関係するニュースで聞き覚えがある方もいるかもしれません。ある技能実習生は時給240円で1日15時間労働。働いたお金の半分は家族への仕送りだとすればいくら働いていても報われない、逃げられない、なんて状況に追い込まれてしまう人が実はすぐ近くにいるかもしれません。

消費は世界の在り方を変える力がある

最後に藤田さんは「大切なのは、知ること、考えること、行動することだと思います」とおっしゃっています。自信を持って良いと思ったものを買う。不安要素がある場合はより調べてみる。おかしいと思った時は「お客様お問い合わせ口」で良いから消費者として声をあげる。お金の価値はどこに行っても変わりません。しかし、その1円をより世に影響がある使い方ができるのはあなた自身なのではないでしょうか?

 

講演では自分のSDGs関心具合を調べられる日本エシカル推進協議会のサイトが紹介されました。ご興味がある方はこちらまで。

 

(文:Akari)

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デッドストックに新しい息吹を〜アーバンリサーチよりアップサイクルされたiPhone CASEが新発売〜

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捨てられる衣料をアップサイクルしたサスティナブルiPhone CASE

株式会社アーバンリサーチよりアップサイクルだけど、おしゃれでサスティナブルなプロダクトブランド「commpost (コンポスト)」より「iPhone CASE (アイフォンケース)」が7月19日新発売しました。

素材が違う衣料品をアップサイクルするのは難しいとされていますが、その壁を廃棄繊維の色で分けて付加価値のある素材に変身させる「Colour Recycle Network」との協働により今回のiPhoneケースが開発されています。

毎日手放せないスマートフォンの個性をケースで出している人も多いのでは?ただデザイン性を追求するのではなく、手に取るたびに「サスティナブル」や「エシカル」といったことを考える良いリマインダーにもなるのではないでしょうか?

 

廃棄衣料の現実

 

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GREENPEACEによれば、15年前の2004年と比べるだけでも私たちは1.6倍の服を定期的に新調しますが、クローゼットにその服が保管される期間は約半分になっています。つまり購入する点数は増え、廃棄する点数とサイクルも加速しているのです。また、アメリカでは毎年約10.5億トンの衣料がゴミ処理場に送られていると推定されています。

 

クリエイティブを爆発させるアップサイクル

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サスティナブルと聞くと、「物を捨てないために、いかに新たな物を生み出さない」という考えに行きがちな気がします。しかし、すでにあるものを活用しないことほど、もったいないことはないのかもしれません。

 

アップサイクルはちょっとしたアイディアで新たな価値を製品に持たせることができる、これからの考え方です。commpostではよりエシカルな製品になるよう国内での開発・製造、および、障害者雇用にも力を入れいています。またiPhoneケースがいらなくなった時のために回収窓口も設置されます。今回のように、今後は不要になった時のことも考えてお買い物ができる機会が増えれば良いですね。

 

(文:Akari)

 

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明日のファッション労働環境を支えるのはあなた!〜消費者として1人1人ができること〜

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ファッション業界の労働環境を伝えアクションを促す

Clean Clothes Campaign

オランダに本部を置くNGO、Clean Clothes Campaign(クリーンクローズキャンペーン)は、衣服がクリーンに作られる環境を目指してアパレルのサプライチェーンにフォーカスをして活動している国際NGOです。1989年に発足し、現在では世界中で250の労働組合・労働NGO・市民団体などが加盟しているため、グローバルな規模での活動が行われているのがその特徴です。日本では労働相談や調査、情報発信を行なっているNGO法人POSSEが加入しており、活動しています。

POSSEリンクはこちら

 

Clean Clothes Campaignが提唱する「私たちに出来ること」

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Websiteには数々の記事の他に、より良い労働環境を築いて行くために個々人が出来ることがこちらにまとまっています。特に面白いと思ったのは、上記写真のカードです。「今私は以下商品を購入しました。それに関して教えてください」という大胆なメッセージと共にブランド側に情報開示を求める内容となっています。1消費者が出来ることとしては小さなステップかもしれません。もしかすると、ブランド側にはやや不審がられる行動になってしまうかもしれません。しかし、カードを受け取ったことで、より良い労働環境のために何かしらのアクションを起こさないといけない気分にさせるエシカルファッション的インパクトは大きいのではないでしょうか?

 

CCCが提唱する私たちが出来ること

  1. 学習:Clean Clothes Campaignから発信されている情報から現状を知る
  2. 行動:お店で服を買ったときに、その洋服の「クリーン」度を聞くためのカードを渡す
  3. 寄付:今後もClean Clothes Campaignが活動出来るように寄付をする

 

Follow the Thread Campaign〜ブランドへ透明性に向けた誓約を求める運動〜

Follow the Thread CampaignはClean Clothes Campaignが行なったキャンペーンの1つです。各有名ブランドに対してTransparency Pledge(透明性に向けた誓約)に合意することを求め、生産工場で人権が守られた労働環境が作られることを促しました。結果として7万もの署名が集まり、複数のブランドがTransparency Pledgeに合意しました。

合意したブランド一覧はこちらから。

Transparency Pledge内容

英語で生産拠点の以下内容をブランド公式ウェブサイトに2017年12月末までに英語で公開すること。

  1. The full name of all authorized production units and processing facilities(公式名)
  2. The site addresses(住所)
  3. The parent company of the business at the site. (親会社詳細)
  4. Type of products made. (生産されている製品内容)
  5. Worker numbers at each site. (労働者数)

 

Clean Clothes Campaignはかなり活発に活動しているNGOであり、なおかつニュース等も定期的に更新されています。ファッション業界におけるサプライチェーンに関して知りたい時はぜひClean Clothes Campaignを確認してみてください!

 

(文:Akari)

 

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空前絶後のサスティナビリティブーム!?その「サスティナビリティ」という言葉、広告目的で使用されていませんか?

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Some rights reserved by rafael albornoz

ファッション業界で聞かない日はない「サスティナビリティ」というワード

 

近年はや「サスティナビリティ」の単語を主張しないブランドはないも同然、と言われてしまうほど増えてきました。ファストファッションブランドも、乗り遅れるべからずというまでに「〇〇年までにリサイクル可能素材で全ての製品を作ります!」と高らかに発表する日々が続いている今日は、ある意味サスティナビリティブームと言ってしまっても過言ではないのかもしれません。

大きなブランドや業界全体が「サスティナビリティ」を提唱することで、より多くの人にサスティナブルファッションやエシカルファッションを知ってもらうきっかけが増えます。Tシャツを1枚買うときに、値段やデザイン以外で、製品素材や労働環境までウェブサイトで確認する人が増えれば最高です。

しかし、この「サスティナブル」や「エシカル」という言葉、本当の意味として使用されているのでしょうか?広告目的で使用されていないでしょうか?

 

個人差がある「サスティナビリティ」の定義

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Some rights reserved by pixabay

記録されているものの中で、サスティナビリティという言葉が初めて世に出てきたのは、1987年にWCEDという地域環境に詳しい各国の代表と国連が共同で作成したレポート内でした。その中での定義は「現代人が、将来世代の生活に支障を起こさないよう考慮しつつ、自分たちの発展を進めていくこと(原文:development that meets the needs of the present without compromising the ability of future generations to meet their own needs)」(Akari訳)とあります。

しかしながら30年経った今日、認証プロセスを経ないと主張できない「オーガニック」に特に比べると「サスティナビリティ」は「エシカル」や「エコ」はたまた「アップサイクル」等と合わせてかなり曖昧で誰でも使いやすい言葉になっているのは確かです。

 

最終判断はあなた!上手に「サステナビリティ」を主張するブランドを見つけ活用しましょう

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色々なブランドが「サスティナビリティ」という言葉を提唱し始めたからこそ、自分の目で本当にそれがサスティナブルなのか、それとも広告として使われているのかを見分けなければいけません。アメリカの連邦取引委員会では一つの見分け方として、その製品が生分解性があり数年で完全に自然に戻るものであれば「グリーン(自然に優しい)」と認められると定義しています。

 

私たちもより知識を増やして、本当にサスティナブルファッションやエシカルファッションを推し進めているブランドをサポートしたいですね。

(文:Akari)

 

 

引用記事
■The Fashion Law
“The Problem with “Sustainability”? It Doesn’t Really Mean Anything”
http://www.thefashionlaw.com/home/the-problem-with-sustainability-it-doesnt-really-mean-anythingnbsp

 

 

 

 

 

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