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今年のFashion Revolution Weekは200万人!

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4月24日(月)から30日(日)の1週間、洋服が作られる背景に目を向けよう、アパレルブランドに事業の透明性を求めようと呼びかけるために行われた Fashion Revolution Week(ファッション・レボリューション・ウィーク)。

4回目を迎えた今年は、どんなインパクトをアパレル界、そして社会に残すことができたのでしょうか?数字からそのインパクトを紐解いていきます。

*Fashion Revolutionとは?詳しくはこちらをCHECK!

 


200万人

今年の世界全体のFashion Revolution Week参加者。実に多くの人がイベントやソーシャルメディアへの投稿などを通してこのキャンペーンに参加しました。

 

1000

Fashion Revolution関連で開かれたアクティビティの数。キャットウォーク、パネルディカッション、映画上映会、パネルディカッション、ワークショップなど様々な形でアクティビティが開催され、6万6000人もの人が参加しました。さらに、120近くある学生ネットワークのサポートで、740ものイベントが学校や大学などで開催されました。

日本でも原宿でトークショーと映画「THE TRUE COST〜ファスト・ファッションの真の代償」が上映されました。(トークショーの内容はこちらから)

 

90カ国

Fashion Revolution Weekが開催された国の数。

 

2416

#WHOMADEMYCLOTHES(誰が私の洋服を作ったの?)という問いかけに対し、#IMADEYOURCLOTHES (私があなたの洋服を作りました)というハッシュタグをつけて、生産者の情報や写真を投稿したブランドの数。今年はZara(ザラ)、G Star Raw(ジー・スター・ロー) Marks and Spencer(マークス・アンド・スペンサー)Marimekko,(マリメッコ)といった2000を超える国際的なファッションブランドやショップがこのキャンペーンに参加し、昨年に比べ2倍にも拡大しています。インド最大のプレタポルテ輸出企業であるShahi(シャヒ)はFashion Revolution Week専用のウェブサイトを開設し、洋服作りに関わっている10万人のストーリーを公開しました。

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左:Fashion Revolutionに参加したブランド数の年別比 右:#WHOMADEMYCLOTHES?に応答するmarimekko(マリメッコ)

    

 

250%

ソーシャルメディア上で記録されたインパクトの昨年比。今年は女優のEmma Watson(エマ・ワトソン)やプロサーファーのKellySlater(ケリー・スレーター)、ファッションデザイナーのStella McCartney(ステラ・マッカートニー)、アーティストのShepard Fairey(シェパード・フェアリー)、 イタリア版Marie Claireの編集長 Antonella Antonelli(アントネラ・アントネッリ)など国際的に認知されているセレブやインフルエンサーが数多くキャンペーンに参加し、オンライン上での盛り上がりに火をつけました。

 

106

サプライチェーンに関する情報を公開していないブランドの数。”The 2017 Fashion Transparency Index”によると、大手アパレルブランドは、いまだサプライチェーンにおける生産者の生活、そして環境に対する影響に関しての十分な情報を提示していません。私たち消費者はそのブランドのポリシーや生産手段が本当に効果的なのか、生産者を取り巻く環境は向上しているのかを知り得ないのです。

 

89人

Fashion Revolutionに公式なサポートを示した政治的インフルエンサーや政策立案者の数。Fashion Revolutionはより透明性のあるファッション業界を実現するために世界中の政策立案者と協力し続けています。日本でも原宿で行われたトークショー&映画上映会に、渋谷区長の長谷部健氏が登場しています。

 

Fashion Revolution 創設者のCarry Somersからのコメント

「私たちの団結した声はとてもパワフルです。#WHOMADEMYCLOTHES?(誰がわたしの洋服を作ったの?)という極めてシンプルな質問をブランドに投げかけることにより、私たちはサプライチェーンの透明性についてのグローバルな会話に火をつけ、そして私たちが何気なくきている洋服について違う見方をしようというメッセージを届けることができました。ここ数年で明らかなように、より多くの人が#WHOMADEMYCLOTHESと問いかけることでより多くのブランドがそれに耳を傾けています。私たちの問いかけ、声、そして買い物の習慣はファション業界をより良い方向へ変えていくパワーがあり、より私たちが団結することでそのパワーは強くなるのです。

このキャンペーンに参加してくれた人々へ感謝しています。あなたたちが上げてくれた声、根気と継続したサポートのおかげで、世界最大のファッション・ムーブメントを作り出すことができました。より多くの人が声を上げ、協力しあうことで私たちのパワーは強くなります。本当にありがとう。より公平で、クリーンで、安全で、そしてより美しいファッション業界のために、どうか私たちと一緒にその道のりを歩み続けてください」 

Carry in Peru with embroiderers by Miguel Lopez

ペルーの刺繍職人と一緒に写るCarry Somersさん(真ん中)


実に多くの人が参加し、例年に比べさらなる盛り上がりを見せた今年のFashion Revolution Week、数字で振り返ってみていかがでしたでしょうか?特に今年はSNS上での広がりが特徴的だったと思います。エシカルファッションシーンにおけるセレブやインフルエンサーの活躍も目立っており、海外では女優のEmma Watson(エマ・ワトソン)が出演映画のPR用Instagramで自身が実際に着用したエシカルファッションを紹介し話題になりました。国内でも、日本を代表する俳優でありREBIRTH PROJECT代表も務める伊勢谷友介さんをはじめとする数多くのインフルエンサーがSNS上でFashion Revolutionの取り組みについて投稿・シェアをしています。回数を重ねるごとに大きくなっていくこのムーブメント。ますます目が離せません!

<文:大嶋結衣>

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