2013年2月に開催された展示会でライブプリンティングを行うNAOMIさん。
毎月1名、エシカルイケメン男子をご紹介する本企画「How Would You Make Me a Princess?(私をどうやってお姫さまにしてくれる?)」。6月は、ライブスクリーンプリントを通じてオーガニックコットンの認知度・使用率を上げること、そして着なくなってしまった物などをアップサイクルすることを伝えるプロジェクト「Big-O project」を手がけるアーティストのNAOMI KAZAMA(ナオミ・カザマ)さん!
NAOMI KAZAMA
鎌倉生まれ。93年にカリフォルニア州サンディエゴに渡米し、ストリートアートの先駆者・シェパード フェアリーに出会い、シルクスクリーンを学ぶ。2001年、東京・中目黒にストリートギャラリー「大図実験」を展開するほか、ニューヨークのペインティングコラボレイティブ バーンストーマーズへの参加など国内外にて作品を発表。2012年からライブスクリーンプリントを通じてオーガニックコットンやアップサイクルのメッセージを伝えるプロジェクト「BIG-O project」を開始。
Website: http://www.experimentalwaltz.net/
Q. NAOMIさんはアーティストとしてのご活躍以外に、オーガニックコットンを伝える目的で、路上や店頭でTシャツにライブでスクリーンプリントを施す活動も行っています。そもそも、ライブの活動を始めたのはなぜですか?
いまのライブスタイルになった最初のきっかけは、たまたまですね。6年ほど前、「知り合いのパーティーでこういうのやるから、いっしょにやってみない?」って軽く誘われたんです。いままでは、作品だけが世に触れていたのですが、僕自身が人の前に立ち、ダイレクトにコミュニケーションを取りながら作ったのがとても楽しかった。
2012年には「Patagonia」などのサポート受けて、全米21カ所で、このライブスクリーンプリントのツアーを行ったのですが、ツアーでみなさん、オーガニックコットンを選択することがなぜ大切なのか、それを選択することでどのようなメリットが得られるかをすでによく知っていらっしゃったんですよ。それに感動して、その年の10月からPatagoniaのストアにて、メッセージを伝えるきっかけとしてライブスクリーンプリントを行う「BIG-O project」を開始したんです。
Q. 2010年には「Seapple」というオリジナルのオーガニックコットンブランドも作ってらっしゃいますが、オーガニックコットンとの出会いは?
オーガニックを知ったのは、ライブプリントを始めるよりも前で、2003年頃でした。中目黒でギャラリーサロンをしていたときで、上のフロアに友人がオフィス入居していたんですが、その友人がインドでオーガニックコットンを仕入れて販売していたんです。彼女の話を詳しく聞いて、オーガニックのほうが良いって思ったんです。
僕が思うに、みんな自分が生きている領分の中が「全て」で、その価値観でものごとを判断していると思うんです。だけど一歩その外に出ると、自分のスペースからは見えなかった「本当の世界」みたいなものがあるのだと。そこで少なくとも、コットンにはそういうことがあるから、オーガニックというリアルを伝えたいと思ったんです。
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