イギリスは「エシカルファッションの発祥地」「エシカル先進国」として日本では知られているが、実際の現状とはいったいどういうものなのか? EFJ・代表のイオは、2010年頃までイギリスでエシカルファッションにスタイリストとして関わってきた一人。当時と今を比較して、イオが感じたロンドンエシカルファッションシーンの「今」をレポートする。
2010年末に日本に帰国して以来のロンドンへ。昔なじみのあった場所を訪ねてみると、相変わらずの街に安堵しました。しかしロンドン時代にスタイリストとしてお付き合いのあったブランドに再会すると、それぞれ成長や失敗を重ねていて、そのめまぐるしい変化にはドキドキさせられました。
マスを意識して方向転換をした「Beautiful Soul London」

Beautiful Soul LondonのSS14コレクションから、ブランドに特徴的な華やかなプリントのドレス。(IMAGE: Courtesy of Beautiful Soul London)
Nicola Woodsは、「Beautiful Soul London」というブランドのデザイナー。華やかなオリジナルプリントが目を引く、オーガニックやフェアトレードの素材を使用しているブランドです。現在、イギリス以外の世界各国でブランドを披露しており、今期もパリのほかロンドン、ミラノと展示会が続いているようでした。彼女の洋服はニューヨークでも売られており、先日は歌手のKaty Perryが購入してイベントに着用したり、女優のKristin Davisも着用してテレビ出演をしたりしたそう。大口のオーダーも増えているそうで、最近も新規の顧客から250着のオーダーをもらってうれしかったと話していました。
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