アップサイクルに取り組むブランド「From Somewhere(フロム・サムウェア)」デザイナーのOrsela de Castro(オーセラ・デ・カストロ)が発起人の一人となって始まった、ロンドンファッションウィークのエシカルエリア「Estethica(エステティカ)」は今期で、7年目。継続してロンドンファッションウィークという大舞台でエシカルファッションを発信させ、サポートし続ける運営のBritish Fashion Council(ブリティッシュ・ファッション・カウンシル、英国ファッション協議会)が、国として興味を示していることがうかがえます。 今回、「エシカルというくくりがなくなるのもそう遠いことではないのかも?」と感じたという代表・イオが「Estethica」をレポートします。
2014-2015秋冬を発表する今回出展したブランドは9つ。今回は、「Estethica」エリアにエシカルブランドが一挙に集うというかたちではなく、「Estethica」エリアには若手デザイナーだけが出展するかたちに変わりました。何度か出展しているデザイナーは、通常のセクションにそれぞれ振り分けられており、エシカルとエシカルではないデザイナーの境界線が薄くなってきたことを感じます。
デザイナーの数は減ったものの、確実に実力のあるブランドが並んだ今回の「Estethica」。中でも、特に気になったブランドを3つご紹介します。
1. Louise de Testa
フランス出身の彼女はOrsela de Castroのスタジオで修行を積み、自分のブランドを持ちました。「From Somewhere」同様、デッドストックを使ったリサイクルをやっており、デザインにも師匠の影響が感じ取れます。幾何学模様のパッチワークやスウェットなどの素材からカジュアルな印象を受けますが、計算しつくされた美しさがあります。色づかいもパステル基調でかわいらしい印象を与えます。

Louise de Testa(IMAGE: EFJ)
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