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Step3 捨てるを考える

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ethical challenge cover

 

筆者:弓華きわ(仮)

美術と服飾の学校を卒業後、アパレルに勤務した経験があり。

約3年と短い期間中だが、店舗での販売、生産管理、バックヤードスタッフ(ひたすら届いた商品をストックする業務)、デザイナーのアシスタント等・・・数ブランドで、アパレルの様々な業務を色々と経験する。

性格は、よく「変わっている」と言われることが多い。とにかく楽しいコト、ワクワクするコト、整理整頓が大好き。

インドアなので、部屋にこもって何か作ったり、海外ドラマのDVDを観て過ごすのが定番。

数年に1度、ヨガに行くのが楽しみな、現在エシカル勉強中のアラフォー。

 

山かよイラスト ゴミ箱こんにちは!弓華きわ(仮)です。

エシカルチャレンジ第3弾“捨てるを考える”
着なくなったモノの処分方法として・・・

 

・捨てる

・リサイクルショップに持っていく

・寄付をする

 

の3つを考えてみました。

 

捨てる:

地域によって異なると思いますが、私の住む場所では衣類は普通ごみに分類されます。

リサイクルできるモノに関しては“資源集団回収”というシステムがあり、一部の資源物を町内会・自治会・PTA等、地域の市民で組織される団体が資源回収業者と協力して、自主的に行う仕組みだそうで、毎月2回回収日があります。

 

リサイクルショップに持っていく:

利用されている方は多いと思います。

私も読み終わった本を持って行ったり、たまに利用しております。

 

寄付をする:

今までやった事がないので、今回は寄付についてリサーチしてみました。

 

調べてみると、アパレル各社・百貨店・ファッションビルなど、様々な所で衣料品の引取りリサイクルの取組みをされていました。

少し紹介させて頂くと・・・

 

・ワールドは、2006年から年2回“ワールド エコロモ キャンペーン”を行っており、1点につき540円か1080円の割引券が貰えるそうです。(他社商品も可能)

※開催場所により異なる様です。

・H&Mは、2013年から通年で洋服の引き取りサービスを行っており、1袋につき500円の割引券が貰えるそうです。(他社で商品も可能)

・UNIQLOGUは、2006年から通年で衣料品の回収を行っているそうです。(自社商品のみ)

・オンワード樫山は、2009年から年2回、2016年からは全国の百貨店・ファッションビル・ショッピングセンター“オンワード・グリーン・キャンペーン”を行っており、1点につき1080円の割引券が貰えるそうです。(自社商品のみ)

・丸井は、2010年から年2回衣料品の回収の回収を行っており、1点につき200円の割引券を貰えるそうです。

では、集められた洋服はどうなるのだろう?と考えてみました。

回収された衣料品は分別され、新たな道のりが始まるようです。

 

-リサイクル-

古い衣料品は、布などほかの製品に生まれ変わるそうです。

 

-リユース-

再着用可能なモノは中古品として販売され、収益金は慈善団体に寄付又は、

世界中の服を必要とされている方々に寄贈されているそうです。

 

リサイクル、リユースが不可能なモノは、廃棄処分になってしまうそうです。

 

まだまだ沢山の企業、NPO法人、NGO団体がこの様な活動をされています。

色々な特色もありますし、回収された後の衣類の流れなど詳しく載っています。

興味のある方はぜひ調べてみて下さいね!

 

こうやってみると、結構前からリサイクルに関する取り組みがされているのに驚きました。

現在の大量消費、大量廃棄の問題は企業も重く受け止めているというのが伝わります。

 

さらに調べると・・・

ゴミ箱イメージ

Some rights reserved by Garry Knight

日本では、年間約250万トン以上の衣類が繊維製品が消費されている中、200万トン近くがリサイクルまたはごみとして処分されているそうです。

製品に生まれ変わるリサイクルとしての再利用が約25万トン・・・

中古品としてのリユースとしての再利用が約17万トン・・・

残りの約150万トンがごみになっているそうです。。。

古紙やビン・缶・ペットボトルのリサイクル率は50%以上あるそうですが、衣料品のリユース・リサイクル率はなんと20%以下・・・

 

こうやって数字で見ると、まず純粋に数字の大きさに驚き・・・消費とごみとして処分されることへのバランスの悪さに切なくなり・・・衣料品のリユース・リサイクル率の低さに胸が痛みます。。。

 

今回、こうして調べるまではここまで大変な事になっているとは気付かずにいました。

現在のネット環境のおかげで、すぐに色々と調べる事が出来るので、以前よりは身近に・・・そして深刻に考えるようになりました。

私達も、出来ることから、身近なところから行動していかねばなりません。。。

 

今後は、ぜひ寄付という選択をしてみたい思います。

The post Step3 捨てるを考える appeared first on ETHICAL FASHION JAPAN.


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