「Meet Our Artisans!(私たちの製品を作ってくれている縫い子さんたちをご紹介します!)」といって、作り手を写真や簡単なプロフィールとともに一人ずつ紹介したり、商品タグなどに担当の縫い子さん直筆のサインが入っていたり……このような手法で生産者と消費者をつなごうとする試みが増えつつある。「作り手の顔が見える」ものづくりを強調するのに力強い手法で、衣服とは、無機質な機械がプログラミングで作っているものではないことを実感する。
全世界をまたぐサプライチェーンが当たり前になり、作り手とのつながりが見えづらくなったいま、これらの取り組みは消費者にとっても楽しいものになりうる。ただ、それだけでは少し味気ないのも事実だ。買った私は、作ってくれた彼/彼女を認識しても、彼/彼女は私を認識しないじゃないか。
Just Another "Meet Our Ladies" ?

「Krochet Kids」公式サイトで名前を検索できる。
カリフォルニア発のニットブランド「Krochet Kids International(クロシェットキッズ)」は、ウガンダとペルーの女性たちが1枚ずつ手編みしているニットアイテムのブランド。雇用を創出し、女性たちのエンパワメントを行っている。
一つひとつの製品には作り手のサインが記載されたラベルがついている。「作り手の顔が見える」だけでなく、自ら選んだニットアイテムが『変化』を生んでいることを購入した人にも感じ取ってほしい、と同ブランドはメッセージを発している。
オーケー、ここまでは知ってる。注目はここからだ。
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